涙の任務、作戦名『夜明けの黒い星』。
2001年8月6日それは午前5時頃の出来事。
今日もだらだら過ごしてしまった深夜の時間。昼夜逆転生活もいい加減にしなきゃなぁと寝ぼけ眼でトイレへ向かうの図。夏の朝は早いとはいえ、トイレがある奥の一角は未だ暗がりの中にあります。
片手で照明スイッチをまさぐりつつ、ぼんやりトイレのドアを開けて一歩踏み出すと...なにやら足の裏で「じゃり」っという感覚が。
...じゃり?
ようやくついた照明の下、不審に思って足元を見ると...
ゴ、ゴ、ゴ、ゴ...(註:ジョジ○ではない)
あ、あの名前を書くのもおぞましい黒光りの君が...トイレスリッパの横でのたうっていて...スリッパの上にはかくも不吉な黒ずんだシミが...
状況を把握するまで推定約1.7秒、右足を浮かせたまま見事に思考が止まりました。遅れてようやくショックが頭を突き抜けて、悲鳴が出そうになるのを必死に押さえつつ(まだ親は寝てるし)、くらくらと倒れそうになる私。
体長3cmはあるでっかいゴ○を、よりによって素足で踏んづけたのですよ。さっきお風呂に入ったばかりなのに! まだ妙齢の乙女なのに! いやそんなことはどうでもいい、いいいい今も足の裏に残るざらついた破片の感触といったら〜〜〜っ!!(号泣)
と、とにかくまずは落ち着いて。半泣き状態になりながらも、片足立ちで台所から給湯ポットを持ってきて、まだしぶとく動いているゴ○に熱湯をぶっかける。それだけで普通のゴ○は即座に息絶えます。合掌。
取り敢えず死骸はトイレに放っておいて次は自分の番。夜明け前の穏やかな朝もやに浮かび上がる、お風呂で必死こいて足を洗う自分の姿...ちなみに3回は洗いました。殺菌のためにティートリーオイル入りの石鹸と、愛用中のオレンジの香りの石鹸を使ってごしごしと。
最後に足を拭きつつ水浸しのトイレの後始末。ティッシュペーパーを大量消費しつつ(この際、森林保護のことは考えない)、ゴ○の死骸をつかんでゴミ袋へポイ。水も拭き取ってポイ。シミ付きスリッパもそのままポイ。
...こうして半狂乱の任務がようやく完了した時、眠気はすっかり覚めてしまっていたのでした(涙)。
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