・今日のラーメン『中華そば東龍』
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/1168/

 京都の有名ラーメン店『唐子』の元店長が経営するお店です(といっても、私は『唐子』には大昔に一度行ったきりなので、あまり覚えてはいませんが...)。開店して約一年。元『唐子』(註1)のファンを中心に、口コミでいつも行列が出来ていると評判。行った時も約15人待ち。

 この店は初めてなので、まずは看板メニューの「東龍そば(600円)」をネギ少な目で注文。このラーメンの特筆すべき点は何といってもスープでしょう。豚骨、鶏ガラ、野菜で取ったという薄黄色のスープは丹念にアクが取り除かれており、少々とろみがあって背脂が全く浮かないタイプ。一口すすると、あっさり塩味なのにコクがあり、クリーミーとも表現できる実に上品な味。上にかけられた細かな赤い香辛料が快い辛さを添えています。と、ここまで書いていてこれがラーメンスープの形容か? どっかのコーンポタージュと間違えていないか? と自分でも思うのですが、事実そうなのだから仕方がありません。

 そして、半分ほど食べたところでおもむろに「ニラ麻油」(ニラを唐辛子主体の調味料で和えたものと推測・各テーブルに備え付け・入れ放題)を入れると味が激変。唐辛子のきいたパンチのある風味に変わります。この味の「崩れ方」まで計算に入れているとはなんて凄腕な店長。なお、麺は太い縮れ麺、トッピングは細いメンマ、薄目チャーシュー、ネギ、そして海苔。麺は女性の私にとってもかなり少な目だったので、寒空の下待たされて空腹でがおーな方は、大盛りか替え玉を頼んだ方がベターでしょう。

 「少々乱暴な言い方だけど、『天下一品』(註2)の正反対を追求している、と形容すればいいのかな」とは某氏の弁。あぁ、確かにめちゃくちゃ分かりやすいよそのたとえ!(笑)

  *  *  *

(註1)
 本文中では『唐子』がつぶれ...いや、諸般の事情により閉店したような表現になっていますが、店自体はまだ東山二条に存在しています。ただ、スタッフ総入れ替え状態のため以前とは味がかなり違うという噂...もっとも、現在の味が美味しければ何の問題もない訳で。一度、自分の舌で確かめに行って来よう。

(註2)
 京都のラーメン事情をご存知の方には蛇足もいいところですが、これでは不親切すぎるので補足。『天下一品(天一)』については、私の以前の日記(前のHN「chaton♪」時代のものです)に体験記を書いたので参考にしてやって下さい。
 →http://www.note.ne.jp/diary/10986/20001125
 →http://www.note.ne.jp/diary/10986/20001126
 なお、参考サイトの「超弩級らーめん・天下一品」は移転されています(→http://www.owariya.com/ten1/)。私のしょぼい体験記などとは比較にならない面白さ。かの天一の魅力を余すところなく伝えていらっしゃいます。ぜひご覧下さい。


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