*本日の京豆腐&京紅葉(1)。*
2002年10月26日■友人H氏と嵐山にて豆腐を食す
わざわざ嵐山まで(雨の中を)足を運ぶからには、豆腐もそんじょそこらの豆腐ではなく。今回の目的は「竹乃家」の鯛豆腐。嵐山の名物の一つとして湯豆腐が挙げられるが、この店の湯豆腐はちょっと違う。カツオと昆布ダシが利いた土鍋の中に、豆腐と塩焼きの鯛が丸ごと煮込んであるというもの。上品と言うよりは豪快。
鯛の塩味とダシの旨味の相乗効果はさすが京都というべきか。必死に鯛の身をはずしつつ、ふつふつと揺れる豆腐を頂く。薄味に慣れた関西人の舌には少々濃すぎるダシではあるが、淡泊な豆腐と合わせるにはこのくらいの主張が必要なのかも。嵐山は観光客が多い土地柄だし。
そういえば今日は朝食を抜いちゃったんだっけ。自分の猫舌が実にもどかしい。
やっと鯛との格闘が終わったと思ったら、残りのダシにご飯と溶き卵を入れて雑炊の出来上がり。冗談抜きでお腹一杯。満足。
■実は初めての天竜寺
昼食の間に雨も止み、薄日が差す。このまま市街に帰るのも惜しいので、通りすがりの天竜寺に寄っていくことに決定。
・本堂入り口にて
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_1.jpg)
修学旅行生の黒服集団に恐れをなして本堂見学はあっさり断念。今日のところは庭園の拝観だけにとどめておく。これからの季節、一般観光客もプラスされて凄い状況になるのは目に見えているのだけど。
・白壁を背景に
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_2.jpg)
曇り空だったのが本当に残念。まだ三分紅葉くらいか。
・法堂伽藍を望む
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_3.jpg)
奥の伽藍は法堂(はつどう)、手前の池は曹源池(そうげんち)。遠く背後にそびえる嵐山や亀山を巧みに取り入れたこの借景式庭園は、廻遊式庭園として最も古い遺構であり、日本で最初に特別名勝に指定されたとか。
・廻遊式庭園にて
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_4.jpg)
完全な紅葉より、不確かなグラデーションの方が好き。
■まっさらの嵐山駅
帰りは京福電鉄嵐山線(通称嵐電:らんでん)でのんびりと。
壁に青竹が張り巡らされたシックな待合室。新しい土産店にトイレ。嵐山駅ってこんなにキレイな駅舎だったかと不思議に思っていたところ、なんと今日の朝にリニューアルオープンしたばかりとのこと。奇遇な。
H氏が食べていた抹茶バニラジュースが美味しそうだったので、つい売店で同じものを買ってしまう。甘さ控えめで非甘党でも大丈夫。...ということは、私にとっては物足りないということ。
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