友人とJR京都駅で待ち合わせるも姿が見えない。なかなか来ない。
 私の携帯番号は伝えてあるし、相手は携帯を持っていない(高校生だし)のでこちらから連絡不能。むぅ。

 仕方がないので伊勢丹地下で朝食用のパンでも買いながら、ふと、携帯電話がなかった頃の待ち合わせを思い出してみる。

 電話ボックス→自宅電話での連絡が成功した時はまだしも(相手が寝坊していた時とか)、相手が既に家を出た後だとそれは悲劇でした。家族に伝言を頼んでも伝わる保証はない。場所や時間がお互い少しでもずれているともう終わり。まして、相手が初対面で場所が「渋谷ハチ公前」だったりすると時間ぴったりでも会えるかどうかも難しく。

 それが今では、たとえ前もって約束していない場合でも、携帯で連絡を取り合って簡単に落ち合うことができます。何だか季節外れの例で恐縮ですが「もしもし。え、今は花火の場所取りしてる。一緒に見るか? んと、島ノ関の琵琶湖ホールの裏手の階段のあたり。その辺に着いたらまた連絡してな〜。分かりやすいトコまで迎えに行くし」ってな具合。私が高校生だった時は、日没後に場所取り隊を探すだけで一苦労だったんですけどね...ついでに最後まで姿を見つけられなかったり。よりによって一番前なんて気付く訳ないやん。はぁ。

 閑話休題。今は昔ほど待ち合わせに「真剣さ」がなくなってきたように思います。寝坊しても遅刻しても携帯があれば何とかなるさ♪という甘えがココロのどこかにある。これはまさしく私自身に当てはまる言葉。うーん、そういえば今日も私の方が待ち合わせ時間に20分程遅れているんだよね...前もって「遅れるかも」と伝えてあったとはいえ。

 少し反省したところで携帯電話がやっと鳴る。液晶画面には「公衆電話」、相手はもちろん待ち合わせの友人。話を聞くと「間違えて番号ひとつ違いの電話にかけてた」とのこと。これじゃ連絡がつく訳ないやん。まぁ結果的に落ち合うことが出来て良かったですが。

 どうも今回の一番の被害者は、留守電に「ねーさん、河原町の模型屋に移動することにしたし。はよ来てや〜」などと延々吹き込まれた見知らぬサラリーマン(推定)の方だったようです。
 待ち合わせ遅れと携帯電話が思わぬ所に迷惑をかけることもある、という話。


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