*本日の夢物語。*
2003年2月26日確か小学校三年生の時、私は文集に「おおきくなったらてんもんがくしゃになりたい」と書いたことがあります。当時の私はお星様大好き少女。暇さえあれば星の本を読み、週末には図書館かプラネタリウムに行くのを楽しみにする、そんな謎なお子様でした。
……ま、幼い頃の夢は通例「夢」で終わってしまうのですが、そればかりは致し方なし。今でも星空を眺めるのは大好きですけどね。
ちなみに小二の頃の文集には「かがくしゃになりたい」と書いたような記憶が。もちろん、化学者と科学者の区別も知らない頃のお話。
ちょうどその頃、親に買ってもらったニュートン別冊「宇宙を観る」は幼い私にとってはまさに宝物でした。子供用の本にはない綺麗な天体写真に豊富な説明イラスト。おそらく理解不能だった(当時は読めない漢字も多かっただろう)解説にもめげず、写真を眺めては幸せに浸り、何度読んでも飽きなかった記憶があります。20年以上経った今でも(やや黄ばんではいるものの)まだ本棚に並んでいると言うだけで、当時の私がどんなに大切にしていたか分かるというもの。
この本は「人類と宇宙のかかわり」を題材にしているだけあって、当然のことながら惑星探査機「パイオニア」や「ボイジャー」についても頁を割いている訳で。特に私は「太陽系を離れていくボイジャー」のどこか孤独感漂う構図に心惹かれていて、中学時代に描いた美術デザインにも使っていたなぁ...と、このあたりは本当にどうでもいい独り言。
そんな、とりとめもない想い出の糸を手繰らせた一つの記事。
→ http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200302/26/20030226k0000e030052001c.html
様々な人の「夢」を乗せて、孤独の旅と、遙かな出会いの可能性と。
30年間本当にお疲れさまでした。
そして、さよなら。
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