*本日の我は湖の子。*
2003年3月12日所用のため、京阪電車(石山坂本線)に乗ってお出かけ。
高校の時は通学のために毎日乗っていましたが、最近はJRを利用することが多いのでずいぶんご無沙汰です。
今日乗った車両は、数年前に登場した水色の700形(http://www.keihan.co.jp/syaryo/shoukai/otu/600_700/600_700.html)。このカラーリングはどう考えても琵琶湖をイメージしたものでしょう。車体横には「Mother Lake」のロゴがあるし。
高校当時はもちろんそんなハイカラな車両は存在せず、非冷房のボロ車両(さっき調べてみたら350形とか500形とかいうらしい)がまだ現役で頑張っていた時代です。真夏のうだるように暑い帰り道、駅に列車が近づいてくるとまず遠目で車両番号を確認し、やれ冷房だ扇風機だと一喜一憂していたのを懐かしく思い出してみたり。
この石山坂本線。高校当時は意識したことはありませんでしたが、今乗ってみるとなかなか面白い路線です。セピア色の住宅密集地帯(←線路の鉄サビが飛び散って、周辺の屋根や壁が茶色に変色している)の隙間を縫うようにぐねぐね曲がる線路をぐいぐい走り抜ける二両編成。制限速度はきついし、勾配も意外とあるし、駅間距離はやたら短いし、駅によっては無謀にも急カーブに沿ってホームが設置されているし(だから停車中は車体が微妙に傾いていたりする)と乗っていて飽きません。
単なる田舎のローカル私鉄に過ぎないっちゃぁ過ぎないのですが、鉄道に興味があって、なおかつ機会があれば一度乗ってみることをお薦めします。まぁそんな機会は普通ないですが。
* * *
そんな訳で、無事に所用を済ませたあとはなんとなく琵琶湖畔へ。ここ一週間のぐずついた天気のせいか、珍しく荒れ模様の湖面。そろそろ夕刻に近づく空。向こう岸には、わずかに雪が残る比叡山。
→http://yakitori.no-ip.com/~mooncat/diarynote/030312/lake_biwa.jpg
生まれも育ちも滋賀県の私にとっては、やはりこれが自分の原風景なのだろうと実感します。毎年のように赤潮だのアオコだのがぽこぽこ発生するような、到底きれいとは言い難い湖であっても、ね。
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