*本日の超特大オムライス。*
2003年2月28日この話、わざわざ書くかどうか迷ったのですが……やはりこれは文章化しておかないと呪縛から逃れられない(笑)と思ったので、一応。
前日夜、携帯メールでいきなりぼの氏(「お気に入りのリンク」欄参照)に召喚されたため、この日は京都に出向く。目的は京都人、もしくはオムライスフリークなら大抵はその名を知るであろう、河原町御池『アローン』(→http://www.atkyoto.net/shop/alone/)の超特大オムライス。
私自身もアローンのオムライスの噂は知っていたのですが、実際に食べたことはありません。実は2日前と1/6にもぼの氏と共に(1/6はtak氏とも)店の前まで出向いていたのですが、どちらも臨時休業で門前払い。空を仰いで不運の涙を流したのでありました。よよ。
今日こそはと三度目の正直、三顧の礼。めでたく営業中。
あまりの嬉しさに舞い上がったのか、無謀にもオムライスを一人一個注文してしまいます。あらかじめ某氏に「他のランチメニューをライス抜きで(←ここ重要)頼むべし」とアドバイスを受けていたのにね。で、数分後のテーブル上はこんな感じ。
→http://yakitori.no-ip.com/~mooncat/diarynote/030228/alone_1.jpg
携帯電話やテレカ大のカードと比較してみましょう。
(厳密には、比較物はテレカではないのですが正体は気にしない)
→http://yakitori.no-ip.com/~mooncat/diarynote/030228/alone_2.jpg
蛇足ながら解説しておくと、このオムライスなる物体は直径20cm以上、使用される卵は3個、ご飯は2合分。それなのに値段は580円。柔らかめに炊き上げられたケチャップライスと上にかけられた甘酸っぱいソースの取り合わせが絶妙です。とまぁ、これ以上はgoogleで「アローン+オムライス」とでも検索して下さい。十分過ぎるほどの予備知識とこれまでの戦士たちの戦いの軌跡が手に入ること請け合い。
予想を超えた大きさに恐れおののきつつも、頼んだ物は仕方がないのできちんと頂きます。頂くのですが……いかんせん小食な私にはやはり大きすぎる。ソースは私好みの味なので問題ないのですが、ケチャップライス中のシャキシャキ玉ねぎがどうにも苦手でスプーンが進みません(私は筋金入りのネギ嫌い)。
結局、2/3ほど食べた時点で私はダウン。農学部出身なのにお米その他の食材を無駄にするような行為をしてすみませんすみません(泣)。
……はぁ、これでやっとオムライスの怨念を昇華できました。
* * *
口直しに、京都御苑の梅の花でもどうぞ。
→http://yakitori.no-ip.com/~mooncat/diarynote/030228/ume_gyoen.jpg
*本日の夢物語。*
2003年2月26日確か小学校三年生の時、私は文集に「おおきくなったらてんもんがくしゃになりたい」と書いたことがあります。当時の私はお星様大好き少女。暇さえあれば星の本を読み、週末には図書館かプラネタリウムに行くのを楽しみにする、そんな謎なお子様でした。
……ま、幼い頃の夢は通例「夢」で終わってしまうのですが、そればかりは致し方なし。今でも星空を眺めるのは大好きですけどね。
ちなみに小二の頃の文集には「かがくしゃになりたい」と書いたような記憶が。もちろん、化学者と科学者の区別も知らない頃のお話。
ちょうどその頃、親に買ってもらったニュートン別冊「宇宙を観る」は幼い私にとってはまさに宝物でした。子供用の本にはない綺麗な天体写真に豊富な説明イラスト。おそらく理解不能だった(当時は読めない漢字も多かっただろう)解説にもめげず、写真を眺めては幸せに浸り、何度読んでも飽きなかった記憶があります。20年以上経った今でも(やや黄ばんではいるものの)まだ本棚に並んでいると言うだけで、当時の私がどんなに大切にしていたか分かるというもの。
この本は「人類と宇宙のかかわり」を題材にしているだけあって、当然のことながら惑星探査機「パイオニア」や「ボイジャー」についても頁を割いている訳で。特に私は「太陽系を離れていくボイジャー」のどこか孤独感漂う構図に心惹かれていて、中学時代に描いた美術デザインにも使っていたなぁ...と、このあたりは本当にどうでもいい独り言。
そんな、とりとめもない想い出の糸を手繰らせた一つの記事。
→ http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200302/26/20030226k0000e030052001c.html
様々な人の「夢」を乗せて、孤独の旅と、遙かな出会いの可能性と。
30年間本当にお疲れさまでした。
そして、さよなら。
*本日の食卓に早春の便り。*
2003年2月25日夕食にタラの芽の天ぷらが出た。
でも、思っていたほどには苦くない。
* * *
とあるルートで1987年の香水関連本(某女性誌別冊)を手に入れる。
シャネル「ココ」、ジバンシイ「イザティス」、そしてゲランの「ジャルダン・バガデール」等々……今では名香の地位を確立していたり、既に廃盤になっている香水が「非常に現代的な香り」と評される時代。紹介されているフレグランスの種類もかなり少なく、数百種類のトワレが乱売されている現状とは隔世の感があります。たった15年前の話なのに。
それこそ中高生のおこちゃまでも使えそうな、フルーティフローラル系のライトフレグランス全盛期の現在とは異なり、本書で扱われている(=当時販売されていた)香水は、今の基準では「重厚な」香りがほとんど。当時は香りを使いこなすのは大変だっただろうと推測されます。香りが濃厚なだけに要求されるTPOも厳格だし、シーンに合わせて香りを使い分けようにも選択肢は少なかったでしょうし。
それでも「自分の香り」を探して、見つけて、上手に纏い続けた魅力的な女性を想像すると憧れますね。そんな素敵な女性になれたらいいな……などとページをめくりつつ妄想してみたり。ぽわん。(そこのリアル友人、モニタに茶を吹くんじゃない!)
それにしても。フレグランスへの興味が高じて始めた香水関連本収集はますますヒートアップするばかり。古本屋や各種オークションで探し回り、今では40冊以上の本(雑誌含む)が本棚に並んでいます(笑)。
それほど珍しい本は持っていませんが、リスト作成して書評付きでサイトで公表すれば少しは資料的価値があるのかもしれません。が、そのあたりは本人の頼りないやる気次第ということで。
*本日の地下鉄・バス・本やら雑誌やら。*
2003年2月21日18日に起こった韓国・大邱の地下鉄放火事件について。関連記事はずっと「朝鮮日報」日本語版の特集記事で追いかけています。
→http://japanese.chosun.com/site/data/category/daegu/daegu-0.html
日本の新聞社サイトより情報量が豊富だし、更新も比較的早いし内容も分かりやすい。いかにも儒教の国・韓国らしい論調の記事を直訳バンザイ日本語で読むことが出来ます(それにしても「盧当選者」という表現はなかなか新鮮に感じました)。
事故当時の状況や事故原因については今後の詳しい調査報告を待つとして。私自身は、この事故により「被害者ひとりひとりの『人』の生活が断ち切られた」という個々の事実にも目を向けたいと強く感じます。少なくとも被害者の『人々」』なんて集合形で一括りにはしたくない。抽象的な言葉が、かえってもっとも重要視すべき「本質」を見失わせるような気がしてなりません。
* * *
今日はじめて気づいたのですが、京都市バスには女性運転手もいらっしゃったのですね。流れるようにスムーズな運転、無理をしないスピード、乗客が降りる時にははっきりとした声で「ありがとうございます」、発車前に必ず「うごきまーす」と一言掛ける心配り、どれをとってもかの悪名高い京都市バスにあるまじき丁寧さです。あまりの非日常さに思わず運転手席を確かめてしまった次第。
もっとも京都市交通局のサイトによると、平成3年には(定期観光バスではあるけれど)公営バスとして全国に先駆けて女性運転手を採用していたとのこと。オマエは10年近くバスに乗り続けてきてどこを見ていたのか、という感じですが。
ただ、ここで私は別に「女性だから運転が丁寧だ」と言いたい訳ではないのです。丁寧な運転に感心したら、今日はたまたま女性運転手だったというだけのこと。男性・女性関係なく、他の運転手諸氏(もちろん人による)もかくあるべしと主張しとるのです。くれぐれもそこんとこお間違えなく。
昔、失礼な市バス運転手と口論した覚えのある一乗客より。
* * *
深谷純一 編『カキナーレ 女子高生は表現する』(東方出版)、AERA Mook『日本語文章がわかる。』を購入。ついでに京都CFの3月号も。
イマドキの女子高生は果たしてどんな文章を書くのか。ただ、池内了先生の文章を読みたかっただけ(笑)。ラーメン特集ならとりあえず買っとくか。まぁそんな感じ。
*本日の京都ラーメン試食レポ。*
2003年2月20日■らーめん まんてん
■京都市下京区塩小路西洞院上ル一筋目西側 11:30〜21:00
■ラーメン600円 ラーメン大700円 etc.
去年の12月に開店したばかりの新顔さん。しかもウリは「化学調味料も塩も一切使わない」というなかなか勇気のあるスープ。これは一度は経験しておかねば! ……と言いつつ、今日は八条口の某店に行くつもりが定休日だったため、たまたま立ち読み雑誌で見つけたこの店に足を伸ばしただけなのですが。
とりあえず普通のラーメンを注文。背脂と唐辛子が表面を覆う、見た目はいかにもこってりとくどそうな醤油ラーメンなのですが、いざ食べてみると意外にもあっさりした味わい。それなのにダシにコクがある。たいていの場合、化学調味料を使わないとなんとなく物足りな〜いぼやけた味になりがちなのですけどね。
後味もすっきりと残って化学調味料にありがちな「えぐみ」が感じられません。これは嬉しい。
それより驚いたのは、魚系の、しかも鰹節や鯖節などとはまた違った別の風味が感じられたこと。明らかに魚ダシが使われているのは確かなのですが、それとは別に東南アジア系のクセのある旨味を感じました。ナンプラーやニョクマムに似た、おそらくそれは「魚醤」の味。
と思って厨房を覗いてみたところ、とある瓶に「いかいしる」なる文字が。「いしる」とは奥能登半島に古くから伝わる魚醤のこと。秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油と並ぶ日本三大魚醤のうちの一つだそうです(以上は帰宅後にネットで調べた情報による)。
なるほど、やはりこれは魚醤の技だったのか……とひそかに納得。
強いて難を挙げるならば、麺が少々柔らかすぎる&少なすぎる。小食気味の私でも普通サイズでは物足りなかったので、食欲魔人の殿方なら大盛り+ライスの注文は必須でしょう。もっとも京都駅近くという場所柄、帰宅途中にラーメンをすする程度ならそれで丁度いい分量なのかもしれません。
何はともあれ。他店では食べられないユニークな味という意味で、人によって好き嫌いははっきり分かれるでしょう。私は好きです(きっぱり)。もちろん今後も通います。
個人的には、京都駅近辺の有名ラーメン店として必ず名前が挙げられる「第一旭」や「新福菜館」に匹敵する、もしくはそれ以上の名店に育ってほしいと願ってやみません。
*本日の花柄・紅茶・オタク。*
2003年2月19日この季節になると、無性に花柄が恋しくなります。
一足早すぎる春仕様のマーケティングに踊らされているだけかもしれませんがね。それもまた一興かと。
手始めにAfternoon Teaの小さな花柄バッグを購入。
早く梅を見に行きたい。
* * *
ミスタードーナツの紅茶、ポットサービスは廃止されたのでしょうか?
(それとも、某Z駅前のミスドだけ?)
テトラティーバック使用なのはまぁ許すとして、最初からコップ一杯分しか出されないし、こともあろうに紅茶用ミルクが姿を消してコーヒーフレッシュと共用になっちゃったし。紅茶好きとしては非常にゆゆしき事態です。特に最後の項目は許し難く。紅茶の味が台無しになるやん!
容器使い捨て時代全盛期の頃に陶器製のお皿が採用され、おまけは可愛くてそれなりに実用性もあり(10年ほど前の大きな生成り布製バッグは予備校時代の必需品でした)、ドーナツ自体もそんなに脂っこくなくオイシイ……と、昔からミスドに対しては好感を持っていたのですが、例の不祥事(無許可添加物問題)発覚以後は何かとがっかりすることが多くなったように感じます。紅茶もその一例。
もしかしてこれも経費削減の一環でしょうか? だとすると逆効果だと思うんですけどね。内部で合理化を追求するならまだしも、客から「見える」ところの質を落とすのは明らかに間違っているのでは。
* * *
東浩紀 編著『網状言論F改』(青土社)を購入。
サブタイトルは「ポストモダン・オタク・セクシュアリティ」。私は観察対象としてのオタクが大好きなので(笑)、この類の本はつい手に取ってしまいます。最初の方だけちらっと目を通した感じでは面白そうな気配が。
*本日の肉球ぷにむぎゅ話。*
2003年2月5日発端はある日のフリスク氏(←お気に入り欄参照)とのチャットログ。なぜか猫の「肉球」について熱く語り合っていた時のこと。
> フリスク の発言
> 「あれは親指が変化したもので、だから足は4つに分かれているんだよ」と、電車のカップルの男がいうておりました。
実はこれ、肉球のぷに度を利用した新手の愛のササヤキだったのかもしれませんがそれはさておき。ワタクシ、寡聞にして「親指の進化型=肉球」だとは全く存じ上げませんでした。仮にも猫と生物学を愛する人間として非常に憂うべき事態であります。
そんな時は忘れないうちにネットで検索。googleに突っ込む検索語のセンスが試される瞬間です。なんせ単純に{猫+肉球}で検索した日には約15400件ヒットの憂き目に遭うのがオチですから。
さてさてその肉球の正体は。「足の裏の皮膚の角質層が厚くなり、肉球皮下組織が形成されたもの」なのだそうです。つまり、文字通り肉が球状に変化したもの。普通は単に「肉球」と呼ばれていますが、正確には部位ごとに名称が分けられており、なかなか奥深さを感じさせます。
ちなみに前足の親指は他の指から少し離れた場所にちゃんと存在していますが、後足の親指は退化・消滅してしまい今では残っていません。
そんなわけで、先のにーちゃんの話は残念ながら間違いであることが判明しました。そんなんじゃ彼女に振られてしまいますぜ……と余計な心配をしたりしつつ、実は上記の肉球ウンチクも大部分は↓のサイトで初めて知ったことばかりなので偉そうなことは言えません。
→ http://pet.nifty.com/bn/nikukyu/index.htm
えーっと、肉球は育てるものなんだそうですが本当でしょうか。本文中にぷにだのむぎゅだのフェチだのといった語が多く感じるのは気のせいでしょうか? というかこんな記事を載せていいんかおい。
他にも http://portal.nifty.com/special03/0204/ のような特集記事があったりで、肉球検索のはずが意外な収穫につながったのでした。うん、なかなか侮れないようです@nifty(つーかちょっとベクトルが変)。
*本日のミミズな嘆き。*
2003年2月4日今日は一日中家にこもって小論文の採点バイト。事情でしばらくの間お休みしていたのですが、日常生活に深刻な影響を及ぼすレベルに達したお財布指標のために再開することにしたのです。
しかし、どうも雇い主側の言動から察するに、いつクビになってもおかしくない状況になっている模様。今はこれだけしか収入源がないのに、仕事がもらえなくなったらどうしようどうしよう。
もっとも、解雇理由は私の採点内容に不備があるからではなく(多分)、納期遅れを起こしたためでもなく(多分)、答案を紛失して生徒データを流出させたからでもなく(そんなこと絶対にしない!)。
「文字があまりにクセ字すぎて読みにくいから」
なのだそうです。かなり泣けます。
私の書き文字は滅多に人に見せないので、知る人も少ないですが……かわいい字と形容するには形が崩れて弱々しく、マンガ字にしてはぎこちなく角張っている、とにかく判読しづらいクセ字です。しかも筆圧が弱いために紙の上でペン先が滑りやすいらしく、赤ペンで文字を書くとより一層ミミズののたくりっぷりに拍車がかかる有様で。
単なる悪筆だけなら丁寧に書くことで対処可能です(多分)。達筆すぎる行書体も嫌われるようですが、考えようによっては生徒に採点者の威厳を見せつけるのに有効でしょう(多分)。
でも、でもクセ字の場合は。気をつけて、丁寧に、時間をかけてゆっくり書いたとしてもミミズの動きが多少静まるだけで、結局ミミズ文字であることに変わりはないのです。
まぁそれでも精一杯読みやすいミミズさんを並べようと努力しながら。小学校のお習字の時間にでも文字をムリヤリ矯正しておけば……と自室の低い天井を見上げて嘆息してみたりするのでした。くすん。
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*本日の取り急ぎご挨拶。*
2003年1月2日あけましておめでとうございます。
今年もマイペースで書いていきますので、よろしくお願い致します。
メアドが分かっている方にはMac.comのiCardをお送りしましたが、
どうも「カードが見られない!」という方が多いようですので、
(イマドキhtmlメール+添付画像のサービスを利用する方も問題だと
言われれば確かにそうなのですが...)
画像のみWeb上にアップしておきました。
激しく意味不明なネタですが、それでもよろしければどうぞ。
→http://yakitori.no-ip.com/~mooncat/cards/2003newyear_1.jpg
後日、年賀ハガキ用に作った画像も公開予定です。
ちなみに2002年クリスマスに使用したカードはこちら↓
→http://yakitori.no-ip.com/~mooncat/cards/2002xmas.jpg
*本日の厄日@JR京都駅。*
2002年12月20日18時28分頃:
JR宇治線黄檗駅構内で人身事故発生のため、現在上下線とも運転を見合わせております。乗客の皆様には大変御迷惑をおかけしております。
19時20分頃:
JR神戸線立花駅〜甲子園口駅間で人身事故発生のため(以下略)
22時05分頃:
JR京都線山崎駅構内で人身事故発生のため(以下略)
最近のJR西日本は、人身事故が一件発生するたびにたっぷり一時間半〜二時間は関連区間の電車を全てストップしてくれます。私が京都駅に着いたのは22時30分頃。その時点でまともに動いていたのは嵯峨野線(山陰線)と新幹線のみだったのでは。いくらなんでもひどすぎる。
複線(一部区間は単線?)の奈良線はともかく、複々線の神戸線や京都線ではもう少し柔軟に運転再開を判断してくれてもいいと思うのは素人考えでしょうか? 一ヶ月ほど前に救助隊員が運転復旧後の電車に接触するいう痛ましい事故が発生したため、必要以上に神経質になるのも理解はできるのですが...(もしかしたら主要駅ホーム数の関係でスムーズな発着が出来なくなるのが原因かもしれません)。そもそも、再発防止に関しては何らかの手段を講じているのかと。
人身事故というからにはその場所で人の命が奪われている、という点には暗澹たる気持ちにさせられます。該当車両の運転手や乗客、そして(そこにどのような意図があったにしろ)被害者のことを考えるとお気楽お気軽な発言など許されないのも事実。
しかし、普通の一般市民にはやはり目の前の物事しか見えない訳で。この夜に無駄に失った時間とお金のことを考えるとやはり憤りを感じざるを得ません。定期という形で前払いした運賃には、輸送や安全の他に「時間」という対価も含まれているんですよ?>JR西日本
とりあえず今日は私鉄乗り継ぎやタクシーを駆使して超大回り帰宅。いつもは3〜40分の行程に二時間以上かかりました。それでも運転再開を待っているより早かったなんて。こんなに疲れたのは阪神大震災当日以来です。ふー。
* * *
あ、でも、それでも。それだからこそ。
親が用意してくれていた熱いコーヒーの「嬉しさ」が分かるのかも。
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*本日の裁判まめ知識。(毒物カレー事件編)*
2002年12月16日何だか時期を外してしまいましたが(笑)、11日に和歌山地裁で言い渡された毒物カレー事件判決についてまめ知識などを少し。まだ一週間程度しか経っていないので覚えている方も多いでしょうが、まずは以下の記事をどうぞ。
→http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200212/11/20021211k0000e040020005c.html
→http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200212/11/20021211k0000e040078000c.html
最初の記事を読めばお分かりの通り、今回の判決は主文(例:○○○○を懲役×年に処する)を後回しにして判決理由の朗読から始めました。傍聴している当事者にも分かりやすいように、との配慮からテレビモニターを使って丁寧に説明したこともあり、所要時間は休憩をはさんで7時間半。もったいぶらずにさっさと結論を言っちゃえよーと短気な私は思ったりするのですが、この順序にはそれなりの理由があります。
まず、刑事訴訟規則では、判決に際し主文とその判決理由を朗読することが定められています。通常は主文から朗読されますが、死刑の場合に限っては原則として先に判決理由から述べるという慣例があるのですね。いきなり死刑を宣告すると被告人に与えるショックが大きすぎるから、というのがその理由。
まぁでもこの慣習は関係者の間ではよく知られている話ですから、裁判長が「主文を言い渡しますが、よく聞いてもらいたいので理由から先に述べます」と言った瞬間、マスコミは「厳罰が予想される」と速報を流し、被告人側弁護士はあぅーと天を仰ぐ訳です。意味がないと言えば意味のない慣習ではあります。
しかし、ここで気をつけなければならないのは【主文を後回し=死刑】の図式が常に成り立つとは限らないということ。ごくまれにですが「本来は死刑に相当するが、様々な理由から今回は極刑を避ける」という場合もあるのです。最近の事例でおそらくもっとも有名かつドラマティックだったのは下記リンクの判決でしょう。ここで先走って「死刑の見込み」なんて速報を出していたら大騒ぎになったに違いありません(出さなくても十分に大ニュースでしたがね)。
→http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200006/06/0606e051-400.html
→http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200006/06/0606e058-400.html
これなどはまさに文字通り「理由をよく聞いてもらいたい」という裁判長の意図が含まれているのでしょう。他にも調べてみると「懲役2年6ヶ月(執行猶予5年)、罰金100万円」な判決の時に主文を後回しに述べた裁判官もいたそうです。どう考えても死刑にはなりそうにない事件(覚せい剤の密売)なので、この場合は一種のショック療法と考えた方がいいのかも、とのことです(→参考サイト「ニッポンリポート」参照)
* * *
んで、肝心の毒物カレー判決についてはどう考えるかって?
それこそ法律専門家ではない私には分かりかねる内容ですが、感情論を別にしても妥当な判断ではないでしょうか。遺族の方や被害者は「被告人の黙秘のせいで事件の真相も動機も分からない」とやりきれない気持ちでしょうが、そもそも黙秘権はれっきとした権利ですからこの点については非難できないのです。被告人側も「心証を損ねる」というリスクを分かった上で選択したのでしょうから。
《参考サイト》
「まめ知識の部屋」
→http://www.asahi-net.or.jp/~nx7r-tsm/mame6.htm
「ニッポンリポート」
→http://members.aol.com/Tetsu220/008.html
*本日の少しだけ報告。*
2002年12月2日晴れて(?)来年のOver Doctorがほぼ確定しました。
今は研究活動の一切を止めてしまっているので、
これは学生としての特権を享受するための手段でしかないのですが。
授業料やその他もろもろの関係上、
今の自分に与えられた時間はあと9ヶ月。そして15ヶ月。
残り時間が具体的に見えるようになったのは嬉しい。
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*本日のある友人へのメール。*
2002年11月26日---(引用ここから)---
<前略>
【頭の中に文章が次から次へと浮かんできて、その瞬間につかまえておかないと戻ってこない、あるいは取り戻すまでに長い時間がかかるということが、「予想」とか「漠然と」とかではなくて、はっきりと自覚するときだ。】
これはまさに今年の元旦に実感しました。
年越しに徹夜して、まだ空も薄暗いうちに家を出て、徒歩30分ほど離れた寺へ。川沿いの遊歩道を歩いているうちにいつしか空も白みはじめて。ふと頭の中に浮かんだ文章がやがて止まらなくなり、北風に流されてしまいそうで思わず道の真ん中に突っ立ってノートにメモを取り始めました。その出来はともかく、この時に捕まえられた文章はめでたくWeb上で公開されることになります。
私はもともとメモを取らない人でしたが、継続的に他人の目を意識する文章を書くとなると(全然、継続できてないけど)、上記のような機会は逃せないと思うようになりました。メモで事足りる時もあるけど、文章を“そのままのカタチ”で残しておくべき場合も確かに存在します。名詞・形容詞・動詞の一つ一つがそれ以外の言葉と互換不可能なんだよね、実際。
そして、不思議なことにこういう文章こそが人のココロに残るし、感想も頂けることが多いです。何時間もプロットを考えて文章を練って、頑張ってオチもつけた自信作よりも評判が良かったりする。これがプロではなくアマチュアである所以か...と思いつつも、悪い気はしないのは何故でしょう。
それは、一瞬のうちにためらいなく捕まえた文章こそが、自分の混じりけのない分身だからかもしれない。ある特定の時間における、自分自身の思考の必要十分な表現。それを他人に認めてもらえることは、すなわち私自身の間接的な肯定かもしれない。なんて。そのへんのことはキミには十分に分かっているだろうけどね。
以上はほんの数十分の間にモニタの前で考えたことをそのまま文章化してみました。思考整理も読み返しも添削もしていないので恥ずかしすぎる(笑)。少し手直しして私のDiaryに載せてみるかもしれませんが、その時は引用の許可をもらうのでよろしく。
<後略>
---(引用ここまで)---
メール本文中には「少し手直しして〜」などと書いてありますが、
結局、ほぼ送信時のオリジナル状態のままで出すことにしました。
この文章もまた私の“ある一瞬において存在した思考”ですから。
巷にあふれるサイト論にもアクセス数up技術にも全く興味ないけど、
自己表現の手段としての文章に関しては、私とて考えざるを得ません。
文章がもつ「偶然性」の存在を肯定するからこそ、
今でも文章を書くのはものすごく怖いし、常に手探り状態です。
そうそう。宛先は「啓旅社」(→http://k-ryosha.jp/)の管理人。
私の学部生時代からの友人です。
*本日のある紅茶好きな人。*
2002年11月25日寒くなると紅茶の消費量が格段に増える。
最近気に入っているのはWhittardの“STICKY TOFFEE PUDDING”。
もちろん、たっぷりのミルクとブラウンシュガーで。
チャイ用のティースパイスも買ってきた。
本当は生ショウガとカルダモンで入れるのが好きなんだけど、
いつもこればかりでは飽きるので致し方なし。
シナモンはスティックと粉の両方使う方が風味が出て美味しい。
*本日の大学祭ハイライト。*
2002年11月23日■謎の行列
13時半、法経館の横に突如現れた行列。
(→http://tori.cc/~mooncat/today02/1123_1.jpg)
(→http://tori.cc/~mooncat/today02/1123_2.jpg)
長さざっと数百メートル。何事かと思って行列構成員の一人におそるおそる尋ねてみると「森博嗣の講演です」...いや、森氏の講演があるのは知ってたけど確か15時開演では。一時間半前からこの行列、恐れ入りました。
ちなみに15時過ぎにもう一度通りかかった時は、教室に入りきらなかった人々が窓の外に鈴なり状態。ここまで来ると少し怖い気も。
■女装喫茶(by 持久走同好会)
私ももう大学祭歴○年。毎年のようにA号館地下に出店しているのを知りながらも、怖くて足を踏み入れることが出来なかった女装喫茶「シンデレラ」。ついに初体験。
単に女装した体育会系のおにーさんがウェイトレスとしてかいがいしく働いている店かと思いきや、なんと客一グループにつきホスト、いや違ったホステス嬢が一人ずつ話し相手を担当してくれるのね。しかも女装技術も気合いが入った本格派。うーん凄い。
私が入店した時は店内が満員状態だったため(お茶の時間にはまだ早かったのに!)、当店No.1人気のおねぃさんが2グループを一度に相手して下さることに。華奢な体に妹君から借りたというスカートとルーズソックスがとてもお似合い、会話も実に慣れたベテラン嬢。それでも一度に2グループを相手に会話するのは難しいらしく、途中から別の人が私と友人の相手をしてくれることに。
次に来たおぢょーさんは赤い髪に赤いブラウスのお洒落な方。女装(喫茶)歴3年目。紅茶と昼食代わりのアップルパイをつつきつつ、我々凡人には伺い知れない女装の苦労話をいろいろと聞かせて頂き、なごやかかつ有意義な時間を過ごすことができました。
それにしてもさすが持久走同好会。皆さん、ホンモノの女性顔負けの足の細さでした。あぁダイコン足の持ち主としては心底羨ましい...(泣)
■天文同好会/鉄道同好会/その他いろいろ
ま、あれだ。お約束。
■Unicafe XVI
(→http://www.jca.apc.org/unicefclub/Unicafe2002/top.htm)
どうもお腹がアップルパイだけでは足りないと騒ぐので、次はユニセフクラブが出店している「ユニカフェ」へ。主に東南アジアやアフリカを中心とした国々の民族料理やデザートを出してくれるお店。今年でXVI=16年目とのこと。私も毎年のように通ってます。
ここはうちの大学祭で一番まともな食事が出来るお店だと思います。おでんだの焼きそばだのお好み焼きだののハシゴは最初のうちは楽しいけど、一回やったら次の年からは飽きるって。いや、模擬店からなくなってしまったらそれはそれで寂しいのも確かですが。
何はともあれ、今年はムルギカレーとラッシーを注文。「バン・ボーヌオン」なるケーキも気になりましたが、さっきの女装喫茶でアップルパイを食べたのでこちらはお預け。残念。
■おまけ:某屋敷
お化け屋敷に非ず。多分。
詳細はtak氏のDiary(→http://diary.note.ne.jp/12158/)の11/24分を参照のこと。これらの写真を撮ったのは、実は私です(笑)。
*本日のこんな日もある、と。*
2002年10月30日不治の病で、自分の命は長くないのは分かっているのだけど、
やっぱり別の大学を受験しなおすことを決意する。
という夢を見た。
いよいよ受験当日の朝、どうしようもなく体調が悪いのに、
(しかも何故か受験票を紛失していた)
それでも気丈に試験会場に向かいながら、
「大丈夫。私は死なない!絶対に死ぬはずないんだから!」
と自分に言い聞かせた。奮い立たせた。
ところで目が覚めた。
自分には分かってる。
今、この瞬間に死んでしまったら…この世には後悔しか残らない、と。
過去が後悔の積み重ねならば、今後は何を積み上げるべきなんだろう。
* * *
夜は夜で、とある人に対して怒りをぶつけてしまい自己嫌悪。
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*本日の待ち合わせ@京都駅。*
2002年10月27日友人とJR京都駅で待ち合わせるも姿が見えない。なかなか来ない。
私の携帯番号は伝えてあるし、相手は携帯を持っていない(高校生だし)のでこちらから連絡不能。むぅ。
仕方がないので伊勢丹地下で朝食用のパンでも買いながら、ふと、携帯電話がなかった頃の待ち合わせを思い出してみる。
電話ボックス→自宅電話での連絡が成功した時はまだしも(相手が寝坊していた時とか)、相手が既に家を出た後だとそれは悲劇でした。家族に伝言を頼んでも伝わる保証はない。場所や時間がお互い少しでもずれているともう終わり。まして、相手が初対面で場所が「渋谷ハチ公前」だったりすると時間ぴったりでも会えるかどうかも難しく。
それが今では、たとえ前もって約束していない場合でも、携帯で連絡を取り合って簡単に落ち合うことができます。何だか季節外れの例で恐縮ですが「もしもし。え、今は花火の場所取りしてる。一緒に見るか? んと、島ノ関の琵琶湖ホールの裏手の階段のあたり。その辺に着いたらまた連絡してな〜。分かりやすいトコまで迎えに行くし」ってな具合。私が高校生だった時は、日没後に場所取り隊を探すだけで一苦労だったんですけどね...ついでに最後まで姿を見つけられなかったり。よりによって一番前なんて気付く訳ないやん。はぁ。
閑話休題。今は昔ほど待ち合わせに「真剣さ」がなくなってきたように思います。寝坊しても遅刻しても携帯があれば何とかなるさ♪という甘えがココロのどこかにある。これはまさしく私自身に当てはまる言葉。うーん、そういえば今日も私の方が待ち合わせ時間に20分程遅れているんだよね...前もって「遅れるかも」と伝えてあったとはいえ。
少し反省したところで携帯電話がやっと鳴る。液晶画面には「公衆電話」、相手はもちろん待ち合わせの友人。話を聞くと「間違えて番号ひとつ違いの電話にかけてた」とのこと。これじゃ連絡がつく訳ないやん。まぁ結果的に落ち合うことが出来て良かったですが。
どうも今回の一番の被害者は、留守電に「ねーさん、河原町の模型屋に移動することにしたし。はよ来てや〜」などと延々吹き込まれた見知らぬサラリーマン(推定)の方だったようです。
待ち合わせ遅れと携帯電話が思わぬ所に迷惑をかけることもある、という話。
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