■友人H氏と嵐山にて豆腐を食す

 わざわざ嵐山まで(雨の中を)足を運ぶからには、豆腐もそんじょそこらの豆腐ではなく。今回の目的は「竹乃家」の鯛豆腐。嵐山の名物の一つとして湯豆腐が挙げられるが、この店の湯豆腐はちょっと違う。カツオと昆布ダシが利いた土鍋の中に、豆腐と塩焼きの鯛が丸ごと煮込んであるというもの。上品と言うよりは豪快。

 鯛の塩味とダシの旨味の相乗効果はさすが京都というべきか。必死に鯛の身をはずしつつ、ふつふつと揺れる豆腐を頂く。薄味に慣れた関西人の舌には少々濃すぎるダシではあるが、淡泊な豆腐と合わせるにはこのくらいの主張が必要なのかも。嵐山は観光客が多い土地柄だし。
 そういえば今日は朝食を抜いちゃったんだっけ。自分の猫舌が実にもどかしい。

 やっと鯛との格闘が終わったと思ったら、残りのダシにご飯と溶き卵を入れて雑炊の出来上がり。冗談抜きでお腹一杯。満足。


■実は初めての天竜寺

 昼食の間に雨も止み、薄日が差す。このまま市街に帰るのも惜しいので、通りすがりの天竜寺に寄っていくことに決定。

・本堂入り口にて
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_1.jpg
 修学旅行生の黒服集団に恐れをなして本堂見学はあっさり断念。今日のところは庭園の拝観だけにとどめておく。これからの季節、一般観光客もプラスされて凄い状況になるのは目に見えているのだけど。

・白壁を背景に
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_2.jpg
 曇り空だったのが本当に残念。まだ三分紅葉くらいか。

・法堂伽藍を望む
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_3.jpg
 奥の伽藍は法堂(はつどう)、手前の池は曹源池(そうげんち)。遠く背後にそびえる嵐山や亀山を巧みに取り入れたこの借景式庭園は、廻遊式庭園として最も古い遺構であり、日本で最初に特別名勝に指定されたとか。

・廻遊式庭園にて
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/momiji02/1026/tenryuji_4.jpg
 完全な紅葉より、不確かなグラデーションの方が好き。


■まっさらの嵐山駅

 帰りは京福電鉄嵐山線(通称嵐電:らんでん)でのんびりと。

 壁に青竹が張り巡らされたシックな待合室。新しい土産店にトイレ。嵐山駅ってこんなにキレイな駅舎だったかと不思議に思っていたところ、なんと今日の朝にリニューアルオープンしたばかりとのこと。奇遇な。

 H氏が食べていた抹茶バニラジュースが美味しそうだったので、つい売店で同じものを買ってしまう。甘さ控えめで非甘党でも大丈夫。...ということは、私にとっては物足りないということ。



人一倍、感情的な性格なのを自覚するからこそ。
次の瞬間には醒めた目をする人間でありたいと願う。

  *  *  *

高校の同窓会の案内状が届く。
そっか、卒業してもう●年も経つのか....と少々感慨深く感じつつ。
顔を出す気にはならないし、多分行かない。

基本的に「目の前」の人間関係だけが大切だから。
当時仲の良かった人々とは、今でも友人として交流を続けているし、
それ以外の人に対してはもはや何の興味もない。
思い出以後の存在の私は、忘れてもらって一向に構わない。

ちょっと淋しすぎる考え方ですかね?

  *  *  *

午後は久し振りに会った後輩Eとゲーセン行ったりゲーセン行ったり。
遅くなったけど、婚約(?)おめでとう。



 えっ?

 『つゆだく』って「つゆがだくだく(←擬音語)」の略と違ったの?
 『ねぎだく』って「ねぎがだくだく(←擬態語)」の略と違ったの?

 知らんかったぁぁ...

  *  *  *

 とまぁ、「つゆだくは『つゆを沢山』」の略に決まってる」と某氏には思い切り笑われてしまったのですが。帰宅後にWebでいろいろ調べてみたところ、あながち「つゆがだくだく」説も間違いとは言い切れないようです。実際そのように説明している掲示板も見つかったし。

 だく-だく
  (1) 汗・血などが盛んに流れ出るさま。「汗―」
  (2) 動悸がして落ち着かないさま。どきどき。
  (3) 馬が疾走するさま。 (『広辞苑』第4版より一部引用)

 要は「汗だく」と同じなのではないかと。
 まぁそれでもいろいろ問題は残されておりまして。例えば、液体であるつゆを「だくだく」入れてもらうのはありとしても、固体であるねぎをだくだくって一体なんじゃこら、とか。そもそも「だくだく」って擬態語と擬音語のどっちなんだ、とか。

 ちなみに「つゆを沢山」を略して「つゆたく」とは言わないそうです(吉野家の公式マニュアルにも「つゆだく」と表記されているらしい)。ですが「子沢山」とか「具沢山」という時は「だく」と濁るしねぇ。
 未だに真相は闇の中。正しい答えをご存知の方、どうぞご教示下さい。


 こんな疑問を書いておきながら...実は私、吉野家でまだ一度も食べたことないんですが(笑)。


<< 参考?サイト >>
 「吉野家D&C」(→http://www.yoshinoyadc.com/n_top.html
 「裏のウラ吉野家」(→http://www.geocities.co.jp/Foodpia/6611/
 「吉野家 築地店すぺしゅぁ〜る」
 (→http://www1.u-netsurf.ne.jp/~ken1/tuyudaku/tuyudaku_3.html



精神的にちょっとしんどい時は、
ホットのラテに必ず追加でバニラシロップを入れてもらいます。
ほんのり甘い香りは50円分+αのシアワセ。

でも、スタバのコーヒーにはいいかげん飽きちゃったのも事実。

  *  *  *

 今日読んだ本。

■旧石器発掘捏造のすべて
■毎日新聞旧石器遺跡取材班 毎日新聞社 2002年9月刊 本体1600円


 一時は、新聞の一面を連日のように飾る大騒ぎになった旧石器遺跡の発掘ねつ造事件。スクープ当初は「上高森遺跡」と「総進不動坂遺跡」のみの捏造だと言われていましたが、半年以上にわたる調査の結果、実は30遺跡以上が捏造されていたことが判明します。しかも、もっとも古い捏造例は28年前にさかのぼるとか。

 28年前から捏造されていたということは、私が中・高時代に覚えた「旧石器時代」は今となっては学問的裏付けを全く持たない知識と化してしまったのですね。もっとも、地理選択者の私は幸いにして(?)教科書的な日本史はほとんど勉強しませんでしたが。古い遺跡や発掘物を見るのはやたら好きだったけど。

 本書を読んで感じた「恐ろしさ」は次の三点。

 ありとあらゆる可能性を考えるべきであったにもかかわらず、これまでの研究成果のみを判断基準とした「思い込み」の恐ろしさ。
 少数の研究者による発見のみが「歴史」を作り上げる恐ろしさ。
 少数派である批判や疑問が抑圧され、やがてかき消されていく「学会」や「学閥」の恐ろしさ。

 確かに、最先端の研究は誰もができることではありません。
 だからこそ、得られた成果はあらゆる角度から過剰なほどに検証され、激しい批判や反論にさらされる必要があるのです。これは考古学に限らずどのような研究分野においても研究者に課された責任であり、義務であると私は考えます。まぁ、早々に研究生活からドロップアウトした人間がそんなエラソウに書くのもなんですがね。

 どのような研究にも間違いはあり得ます。ですから、私はミスや間違いを非難する意図は全くありません。ただし、その間違いが起こる確率を最小限にとどめる努力は必要です。

 たった一人の手による遺跡捏造のために、20年以上にわたる研究成果を大幅に失い(このこと自体がものすごく異常なんですが)、早急な建て直しを迫られている日本の前・中期旧石器時代研究。今は、一考古学ファンとしてその再生を祈るばかりです。



急にクリームシチューが食べたくなったので作ってみる。

冷凍ホタテが「広告の品!!」になっていたので迷わず購入。
ゼイタクにも一袋分まるごと突っ込んでみる。
ブロッコリーが完全崩壊の危機に直面するも無事完成。
ん、我ながら上出来♪(←どう考えても失敗しようがないんだが)

  *  *  *

 今日読んだ本。

■生体肝移植 ―京大チームの挑戦―
■後藤正治著 岩波新書 2002年9月刊 本体740円
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0209/sin_k87.html

 『驚いたのはわが子の目の色だった。まるで違う。常に黄色に染まっていた目が真っ白になっている。医師からはさまざまな数値や説明を聞いたが、目の色こそすべてを物語っているように思えた。』


 当初は「治癒不能な肝臓病患者に、死者(脳死者)から摘出した肝臓を移植することで救命する」という治療手段からスタートした肝臓移植。しかし、脳死移植の機会はいまだ少なく、歴史的・文化的に「脳死を人の死とする」考え方に抵抗感を感じることの多い日本では、代わりに健康な人の肝臓の一部を取り出し、患者に移植する生体肝移植が主流となりつつあります。

 この生体肝移植の発展の中心的役割を担ってきたのが、京大の田中紘一教授率いる移植チーム。本書は京大病院を舞台とする数多くの臨床例を元に、生体肝移植のこれまでの歴史と実態、そしてこの技術が内包するさまざまな問題点について述べられています。

 切迫した病状に陥ることの多い肝臓病患者にとって、生体肝移植はまさに最後の命綱。その「効果」は目に見えるほどはっきりしているために、ともすればその利点ばかりが語られがちになります。しかしここで忘れてはならないのは、生体肝移植は決して「切ない宿命」から逃れることのできない技術であるという点です。

 患者を助けるためとはいえ、健康な人間であるドナー(臓器提供者)の体にメスを入れることは倫理的に許されるのか。万が一、ドナーを生命の危機にさらすようなことになったらどうするのか。ドナーになることを強制されたり、またドナーになることを求めるがゆえに家族関係や人間関係が崩れてしまうことはないのか。医療技術があまりに高度なため、患者やドナーの知識が追いつかずに困惑する例もあるでしょう。

 このような問題点を抱えつつも、患者を助けるために奮闘を続ける医療メンバー。残念なことに患者が死亡した例は何度もありますが、ドナー側の死亡事故はこれまでに一件も起こっていないそうです。医師の「より最善を尽くす」姿勢に敬意を払うとともに、人間が人間を助けることの難しさに改めて気づかされた次第です。


 『私の人生はただ、病気とたたかうことにあったし、それ以外のどんな人生哲学ももっておりません』  



大学の生協食堂で食事をするたびいつも、
男性の甘党党員(隠れ党員含む)は相当数存在するのでは?と思います。
通路を隔てた隣の席で、談笑しつつおいしそーに梨パフェ(350円)を
つついている男子学生二人組を見ているとねー。
男性の利用者が大半を占めるうちの学食では日常茶飯事の光景だし。

男性が一人でケーキ屋に入ると肩身が狭いなんて誰が決めたんだ。
男性が喫茶店でチョコパを注文して何が恥ずかしいのか。

早く、男女関係なく甘いモノを楽しめる社会になってほしいものです。

  *  *  *

かくいう私はこの秋初のおでんを頂きました。
基本のダイコン、こんにゃく、ロールキャベツ。ダシが染みておいし。



 突然ですが、今や高級ブランド化していると言っても過言ではない『京野菜』。
 皆様はいくつ御存知でしょうか?

 聖護院だいこん、鹿ヶ谷かぼちゃ、壬生菜、賀茂なす、堀川ごぼう、九条ねぎ、伏見とうがらし....

 と思いつくままに羅列してみましたが...この中には、京都の隣県に20数年住んでいる私が食べたこともない野菜も含まれています。種類にもよりますが、京野菜は一般的に生産量も扱っているお店の数も少なく、普通の野菜よりもうんとこさ高い値札が貼られている「お野菜様」なので、我々庶民の口には入りにくい存在なのですよね。
 その手の料亭や割烹に行けば由緒正しい京野菜料理にもありつけるでしょうが、そもそも貧乏学生がそんな大金(一食に3〜5000円以上払うのは学生的に大金です)持ってないし。

 しかし、世の中捨てる神あれば拾う神あり。そこそこの良心的価格で京野菜が食べられるお店もちゃんと存在します。有名なのは錦市場「やおやの二かい」のランチですが、私がよく行くのは烏丸御池・新風館の「Tawawa(たわわ)」。
 使われる野菜の全てがいわゆる『京野菜』ではないものの(当たり前といえば当たり前やね)、お手軽なお値段で旬の京野菜を取り入れた料理が食べられるのは嬉しいものです。外食で野菜料理を食べられる機会はそう多くはないし。  

 前置きが長くなりましたが、今日の夕食はこの「たわわ」にて。

 今日食べたメニューの中で使われていたのは賀茂なすと九条ねぎ。賀茂なすは薄く切ってバターの風味がきいたオニオンホワイトソースと一緒に。九条ねぎはちょっと濃いめしょうゆ味のキノコたっぷりパスタやチャーハンに彩りを添えて。
 夏は確か水菜と壬生菜と伏見唐辛子がこれでもか!というくらい出てきたし(壬生菜のポタージュは美味しかった)、もう少し寒くなれば聖護院大根や堀川ごぼう、えびいもあたりが登場するのでしょうか。メニューの変化と同時に旬や季節を感じられるというのもオツなものです。普段の食生活から旬を感じにくくなった現在においては、これもまた『京野菜』が持つ利点の一つなのでしょうね。

 ....なんて偉そうなことを書いてみたり。

 まぁ正直に白状すると、今日のメニューで一番良かったのは食後に食べたフルーツパフェだったりします(笑)。

 もともと果物をふんだんに使ったケーキで有名な店だけあって、出てきたフルーツパフェ(注文を受けたウェイトレス嬢も「これはお薦めですよ☆」と笑っていた)は直径数十cmはある大皿に果物とアイスクリームと生クリームが山盛り状態。あぁ、デジカメを忘れたのが悔やまれる....つーか、これはもはやパフェとちゃうって。

 さすがに「新宿高野」の果物ほどは甘くないにゃ....と個人的には思いつつ、それでも外食でここまで果物が食べられると感動モノです。しかもお値段980円。
 甘党二人がかりでも全部食べられるかな、と不安に思いつつも、数十分後には綺麗に片付けられたお皿が残されていたのでした。ごちそうさま。(^-^


<< 参考サイト >>
『さいさい京野菜倶楽部』
 →http://www.joho-kyoto.or.jp/~furusato/index.html



■テロメアの帽子
■森川幸人著 新紀元社 2002年5月刊 1400円

 私が本書を購入した某書店では、確か「人生について考える」とか何とかいう棚に並べられていたように記憶している(現在は移動済み)。内容を確認してから陳列しないのかと責任者に苦言のひとつでも呈したいところではあるが……実は、この棚の選択はあながち間違っていないのかもしれない。本書はある意味、「生」のからくりを非常に端的な形で表現した本と言えるだろうから。

 本書はいわゆる『絵本』である。妙な帽子をかぶったキャラクター達が、溶けたり変身したり、泥棒行為に及んだり、眠りながら歩いたり、帽子や体の一部を交換したり。最初は何の話なのか見当がつかなくても、巻末の解説で謎解きがされているのでご心配なく。

 今回はこの場で種明かしをしてしまうと……。本書では、DNAや遺伝子を帽子にたとえて擬人化し、それらの細胞内でのふるまいとそれに伴う生命活動が直感的なイラストで表現されている。見た目はシュールな絵本でも、中身はいたって真面目な生命科学の本。あまりに高度化・細分化してしまった生命科学の内容をいかに分かりやすい形で一般に伝えるか。専門用語を羅列しただけの自然科学系著書が氾濫する中、本書はこの難題に対するひとつの答えであり、現状に対する挑戦であると評価したい。

 それにしても。これらは全て自分の体の中で実際に起こっている事象なのに、どうしてこんなにコミカルでおどろおどろしくて、どこか切なく感じられるのだろうか。この生命の「不思議さ」を目に見える形で表現している点こそが、本書の最大の魅力なのだろう。



 この2日間(17・18日)に買ったモノを羅列してお茶を濁してみる。

・毛糸2玉
 リベンジ用。
 折角なのでモヘア100%のちょい高めのを購入(=三日坊主防止)
 #でも、手持ちのかぎ針では太さが合わなかったりする...

・SEX MACHINEGUNS『IGNITION』
 一部伏せ字の歌詞って...
 つーか放送禁止用語をシャウトしまくるって(笑)。
 これをカラオケで歌う勇気のある男性が存在するのか興味あります。
 曲自体はめっちゃ好きなだけに。

 特典でもらったマウスパッドシール、使いたいのはやまやまですが何も知らない親に嘆かれそうで悩み中です。
 見た目に怪しすぎるしなぁ。

・『そうだ、ゲームミュージックを聴こう!』監修:G-trance/罰帝
 オタクもいいとこですね(^^;;
 Amazonでは品切れだったので、Yahoo!ブックスでお取り寄せ。
 書評もどきというか感想はリクエストがあれば書くかも。

・「DOUBLE NAME」の黒いカーディガンと灰色のマフラー
 どちらも一目惚れ。河原町OPAにて購入。
 (この歳でまだOPAで買ってるのか、なんて言うんじゃない!)
 この店には初めて入ったのですが、結構私の好みに合いそうです。

・名称不明(爆)な店で黒い薄手のスカーフ
 これは安物でよかったんで適当に。ちなみに1200円(税別)

・『ゲーム批評11月号』
 えーっと普段は立ち読みですませているのです本当です信じて。
 今、書いている文章のネタ元の一つとして購入、とだけ。



空席が目立つ、夜のJR車内にて。
クロスシートの向かい側でシャネル「エゴイスト(推定)」を香らせていたお兄さん。
アナタつけすぎですってば(涙)。
乗り込んだ瞬間に発信地がすぐ特定できるなんて。

『抱きしめられた時、相手にふんわり薫るもの』

フレグランスはこの程度の控えめさで纏った方がいいように思います。
自分は素敵な香りだと感じていても、その香りを苦手とする人は必ずいるはず。
(私も「デューン」や「レールデュタン」で頭痛を起こすので)


本当に親しい人にしか分からない、というのもいいじゃない?


  *  *  *

 急に編み物をしようと思い立ち、手芸屋さんへ。
 白いほわほわの毛糸を一玉、金色のかぎ針。そしてマフラーの本を少し立ち読み。

 間違っても「高嶺の花のあの人に暖かいマフラーを編んであげるの♪」なんて少女漫画の読み過ぎ的ヲトメチックな考えからではなく(笑)。今年はマフラーをいろいろ揃えてみようかと思っているのですが、店を何軒もハシゴしてもなかなか気に入ったデザインのものが見つからない。だったら、自分で編んでやれと思った訳です。

 私は棒針編みは出来ませんが、かぎ針編みは意外にも得意です。
 熱中していたのは小〜中学生の頃ですが(当時は人並みにヲトメな思考回路を有していた、かもしれない)、今でも普通のマフラーなら数日で完成できる自信があります。かぎ針編みは編み目が雑であまり好きじゃないけど、デザインを上手く考えればそこそこ見栄えのいいものも仕上がるのではないかと。
 今回は、薄手かつざっくりめに細い毛糸で編んでみましょう。

 で、スタバでキャラメルマキアートを前に意気揚々と編み始めたはいいのですが。

 この毛糸、ところどころループ状の糸が飛び出していて編みにくいことこの上ない。なんせ鎖状の編み目とループの区別がつかない...こりゃ棒針編み専用の毛糸やん、と気付いても後の祭り。最初の鎖編みを30目ほど進めた時点であっさり放棄(笑)。

 明日はもうちょっと素直な毛糸を買ってこよっと。



某氏曰く。

「100%の嘘をつくのはかなり不可能に近い。
 8,9割は本当のことを言って、その中に一割程度のウソを混ぜるのが
 嘘をつく方も楽だし、実は一番見破られにくい」

案外、人間心理なんてそんなものかもしれません。



 以下は、31日に会った友人に直接見せてもらった迷惑メールです(何故か30日のところに書いていますが気にしない)。いろんな意味で非常に秀逸な出来だったので、思わず頼み込んで私宛に転送してもらいました(笑)。まずは本文をゆっくりとお楽しみ下さい。

-----
From: ○○○@△△△.ne.jp
Date: Sat, 31 Aug 2002 04:04:58 +0900
To: □□□@▽▽▽.ne.jp
Subject: Fw:Fw:Fw:Fw:FW:Fw:Fw:Fw>Re:Fw:Fw:Re:

**転送元のメール**
>ごめん 回ってきたんで勘弁してっ。ヤバイから気付けてな!なんし五人に転送したらいいらしい。このメールを止めた人にはこのメールを回してきた皆様のパケ料を一人で全額払わなければいけません回して頂けたらパケ料は無料とさせて頂きますチェーンメールだと思って馬鹿にしないで下さい
〓パケット通信料
8/1〜8/29 5230498(概算)
・実際の請求額は上記金額と異なる場合があります。あらかじめご
了承ください。
・表示料金は当月の1日から前日までの積算です
ハッカーで作ったから本当●●●●<<註:人名>>XXXXXXXXXXX<<携帯番号>>
-----

 こんなオイシイ文面(←「ネタ」と読む)を読んだら、即座に食いつくのが正しい関西人の義務というものです。さぁ皆様も一緒にツッコミ&おちょくりレッツトライ♪

・Subjectにさりげなく「Re:」が入っているのが謎。

・「ごめん」から「いいらしい。」までは転送過程のどこかで付加
 された文章。それ以下がオリジナルの迷惑メール本体と推定。
 →迷惑メール作成者は句読点の存在を知らないらしい。

・「五人に転送」の部分がオリジナルの本文に書かれていない。
 →転送者の誰かが勝手に付け足した設定?

・パケット通信料の金額は転送を繰り返しても増える訳がない。
 (ネタ検証のため、実際に転送して確かめてみました:笑)
 →最初に迷惑メールが送信されたのは29日と推定される。

・本文で句読点が使われていないにもかかわらず、「実際の請求額
 は〜」の部分では読点が使われている。
 →どっかからコピペしたらしい。なんつーかズボラな作成者だ。

・「実際の請求額は上記金額と異なる場合」→きっと0円。

・「表示料金は〜」の文章は重複するので不必要。−5点。

・ハッカー「で」作る?
 →ハッカーってメール作成ソフトか何かのことらしい。

・携帯番号がわざわざ貼り付けてある訳は?
 →1. 誰か別人への嫌がらせ 2. ワン切り業者の番号
  3. 本当に作成者の番号で、メールの転送状況を確かめて一人で
  げへげへと悦に入るため

 私も友人も、もちろんこのメールをバカ正直に転送したりしません。ネタにして晒すだけです。メアドも番号も知らない相手に通信料請求できるならしてみろってんだ。
 ですが、これだけ転送の跡が見られるということは、本気で信じたり怖がったりする人がまだ多数存在するのかもしれません(友人宛に送ってきた人も本気で怯えていたらしい)。他人事ながら少々気にかかることです。こんなもの、太古の昔から存在する「不幸の手紙」と同じなのに。自分が被害(の幻想)を被りたくないばかりに他人を、しかも自分が知る人を同じ悩みに巻き込んで平気なのでしょうか...?

 チェーンメールは自分で止める勇気を持ちましょう。いやホントに。



 現在、大阪・サントリーミュージアム[天保山]で開催中の『THE ドラえもん展』チケットを見ながら、何とはなしに思い出した話。
 勘違いというか思い込みというか、ものの名前を由来不明の謎の名称で記憶していたことはありませんか? さらに自分自身もそう信じるようになったきっかけを全く覚えていない、と。

・某友人M嬢の場合(勝手に例に出してすまん>本人)
 ドラえもんの球形の手(正式名称:ペタリハンド)の名前は「ごまふりおてて」だと長年信じて疑わなかった。

・私の場合
 ちょっと角張った外見の建物(特に京都国際会館 http://www.joho-kyoto.or.jp/KICH/)のことを何故か「ガンダムハウス」と呼ぶ。
(ちなみに私、ガンダムのことは名前程度しか知りません)

 そう言えば、かの有名な漫画『動物のお医者さん』のチョビも、二階堂君の思い込みで名付けられたのでしたっけ。案外「知らないうちに宇宙人に教え込まれる」話はよくあることなのかもしれません。いやはや。

   *  *  *

 ついに念願のミロ(粉末200g入り)購入。
 スプーンに山盛り三杯入れて牛乳たっぷり...ん〜、んまい♪



前日の夜、「試される大地」北海道への鉄道旅行から帰宅。
きょうはおうちでいちにちぐうたらのんびり。

私は意外に基礎体力がある方なので、一日休めば元気回復です。
見た目だけでなく中身もまだまだ若い♪(と主張しておく)

   *  *  *

備忘録代わりに旅のメモ書き&簡単なキーワードを。
詳細はおいおい穴埋めされていくことでしょう(希望的観測)。

8/19
自宅→新大阪→(トワイライトエクスプレス)→
[ピカチュウの家出、貨物車事故、19時間、食堂車でのカレー、デジカメダッシュ、加賀歳時記、シャワーカード、寝台上段]

8/20
→南千歳→(スーパーとかち)→帯広→(スーパーおおぞら)→釧路
[幻の北斗星、午前3時の青函トンネル、夜明けの大地、楓駅、展望席、豚丼、本店詣で、無印良品、勝手丼、ザンギ、釧路ラーメン]

8/21
釧路→オンネトー→湯の滝→阿寒湖→摩周湖→硫黄山→川湯温泉
[13-9、トトロの森、マンガン、老いた湖、ストーブ、壊れた傘、暴風雨の…、観光バスの運転手、標準語、pH1〜2、携帯メール]

8/22
川湯温泉→釧路湿原→(ノロッコ号)→釧路→(スーパーおおぞら)→札幌
[レンタサイクル、展望台、乾燥と遷移、一抹の寂しさ、勝手丼リターンズ、送料二千円、車窓からの海、交代でかぶりつき、札幌名物スープカレー、獣医学部]

8/23
札幌→小樽→札幌
[GF1st、日本三大ガッカリ、白い恋人ドリンク、ガラス細工、寿司、歴史は不明、地元御用達居酒屋、古き良き時代の喫茶店、夜のすすきの]

8/24
札幌市内→(北斗星)→
[ハンドタオル、宅急便、40分以上の行列、胃もたれ、チョコレート工場の秘密、5本入り、ジンパ、出発前に、パブタイム、三つの青い光]

8/25
→東京
[新宿東口交番前、甘党党首、コンプリート、音と明度、素材とデザイン、北アフリカは唐辛子文化圏?、念願の歌舞伎町散策、12年来の友人]

8/26
東京→(のぞみ)→京都→自宅
[独りは好き、昭和2年のインドカリー、足もみ、弟くん(笑)との逢瀬、2時間強、美々卯、関西人を再確認]

   *  *  *

ついでに。「試される大地」キャッチフレーズの由来はこちらへ。
http://www.pref.hokkaido.jp/skikaku/sk-skoho/imacan/index.html
[私たちは、北海道イメージアップキャンペーンを応援しています。]



とはいえ、一日中バイトに振り回されて何も書けず考えず。
昼過ぎまで大長編の夢にうなされ寝ていたし(寝たのは朝の8時)。

毎日日替わりで豪華総天然色(聴・味・触覚つき)の夢を見ていると、
それはそれで辛かったりします。
今現在抱えている「もやもや」をピンポイントで突いてくる内容だと。
なおさら。

ふー。

   *  *  *

今日の戦利品は、資生堂「ばら園<パパメイアン>」リフィルと
「ブルーローズ」のニュアンスドパルファム。
どちらも個性的なバラの香りのフレグランスです。現在では廃盤。

自宅から徒歩数分の所にある某スーパーマーケット(滋賀県特産)の
資生堂カウンターに取り寄せを依頼していたのですが、
数日前に入荷したとの連絡があったので、喜び勇んで受け取りに行く。
特に後者はなかなか手に入らないと諦めかけていただけに
喜びもひとしおです。さすがは湖国老舗のスーパー平○堂。

その代わり、お財布の中身が一足先に秋の気配。ひゅるるん。



・沙羅曼蛇2(“SENSATION”はやはり名曲だ)
・XEXEX/THUNDER CROSS
・悪魔城ドラキュラベスト

言うまでもなく、全てコナミ矩形波倶楽部作曲のゲームサントラなり。
「何度リピートしても飽きない」「歌詞がない」のがポイント。

仕事(何度も書くが小論文の採点)は真面目にこなしていますよ。

   *  *  *

負けても悔いがなければ良し。
後悔のない充実こそが、全てに勝る思い出だから。



 今日は待ちに待った琵琶湖花火大会。
 普段はどちらかと言うと京都に生活の基盤を持つ私も、今日ばかりは生粋の滋賀県人に戻ります。湖の子(ウミノコ)真夏の風物詩。少なくとも中学生になってのち、この花火を全く見なかったのは高校受験で家に閉じこもってあうあう泣いていた年くらいのものでしょう。大学受験の前もなんだかんだとちゃっかり見に行った記憶があるし。

 例年、この花火大会の人出は約40万人。大津市全体の人口は30万人弱(平成13年)、祇園祭の人出は宵山で約2,30万人ということを考え合わせると、いかにこの花火大会が(こんな田舎の町にしては)官民挙げての大規模イベントであるかがお分かりになるかと。もっとも、京都市街の一角で行われる祇園祭に比べるとはるかに広範囲に人が散らばるので、局地的な人口密度はそれほど大したことはないのですが。

 さて、当日はJR大津駅で連れと待ち合わせ。普段は県庁最寄り駅とはとても思えないほど寂れ果てた駅ですが、一年に一度、この日だけは近隣の駅員も総出で誘導必須の大混雑に見舞われます。もともとそう大きな駅ではないので、酸欠になりそうに狭い空間の中で乗客も駅員も警察官も必死。ラッシュ時並みの満員電車から吐き出された後、改札口までたどり着くのも一苦労。携帯も混線状態でなかなか繋がらなず。やっとのことでメール受信に成功、みどりの窓口前にて無事合流。

 大津駅から琵琶湖に向かって、人の波に流されつつてくてく歩く。途中、自販機で念願の「ミロ」購入に成功(笑)。花火を見ながら味わうため、ここは開けたいのを我慢してカバンの中に放りこんでおきましょう。湖岸道路をしばし南下し、琵琶湖ホールの裏手に回り込む。実はこの場所、一昨年頃に整備されたばかりなので知る人も比較的少なく、見通しも非常に良いので花火鑑賞にはもってこい。かなりの穴場なのです。
 琵琶湖沿いの石垣のてっぺんに場所を見つけて座り込む。眼下の湖岸は先に乗り込んだ観客がぎっしり。その先には静かな湖面。...ん、なかなかいい感じ。

 花火開始は一応19時半からということになっていますが、20時までは浜大津の「花噴水」が中心なので花火は単発でぽつぽつ上がる程度。なので、この間に先程の「ミロ」を味わっておきましょう。ついでに途中のコンビニで仕入れたおにぎりも一緒にどうぞ。 
 十数年ぶりかで口にした「ミロ」はやっぱり甘い(笑)。思ったほどには「アイスオルゾー・ラテ」に似ていないかもしれません。やはり記憶は美化されるのでしょうかね。今度は粉末ミロを買ってきて自宅で調合してみる予定。予想では砂糖を少なくして「ミロ」とミルクを多め、かな。

 そして20時...と同時に二ヶ所で一気に花火打ち上げ開始。

 この花火の打ち上げ総数は約一万発。これがほぼ45分の間に一気に打ち上げられるのですから、間近で見るその迫力はなかなかのものです。今年の新作は「ハート型(謎)」に「ブーメラン分裂型(形容詞不足ぎみ)」か。湖面間際で炸裂させる半円状の花火は、広大な湖だからこそ可能な技術。青や黄、ピンクに輝く蛍光色花火というのも意外に珍しいかも。花火職人さん達の絶えざる創意工夫には本当に頭が下がる思いです。
 デジカメ撮影を試みるも、歓声を上げるのに忙しくて手元がぶれるぶれる。まともに撮れた写真は一枚のみ。
(→http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/today02/0808.jpg

 やっぱり花火は実際に見るのが一番なんですよね。あの打ち上げ音と玉のゆらめく軌跡のわくわく感と、つかの間の閃光と、肌で感じる観客の熱気。幾世代もの昔から受け継がれてきた無邪気な一体感。生来「集団」が好きになれない私でも、日本に生まれて良かったと思う瞬間です。そして、これこそが花火の持つ魔力なのだと。

 そして怒濤のフィナーレ。今年の花火大会はおしまい。
 途中のゲーセンで混雑最盛期をやり過ごし、それでも人であふれかえるJR膳所駅(こちらも年に一度のかき入れ時と推定される)から帰宅。同じ光景を共有した約40万人の皆様、お疲れさまでした。


 そして、今年の「真夏」もおしまい。



この程度で喜ぶようではまだまだですかそうですか。
http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/today02/0807.jpg

(以下、後日に更新予定)



多分8/1からですが...MKタクシーの看板?が変わっています。
赤いハート形、車体とのバランス的に違和感ありまくり、夜になるとイルミネーション点灯。つまりはこんなの。
http://www.eonet.ne.jp/~mooncat/today02/0806_mk.jpg

なお、前面はオレンジ色に光っていたりします。う〜ん派手派手。

   *  *  *

そういえばフレグランス話を全然書いていませんね。
その日使った香りも書くか...もっとも、最近は同じ香りばかりをヘビーローテーションさせているのでつまらないかも。

先日、ネット通販でLANCOME「2000 et une ROSE」を購入。
カジュアルなのにほんのり色めくバラの香り。
ラストに向けて暖かみのあるアンバーに変化する様子に、同じランコム「Miracle」に通ずるものを感じます。青い涙型のボトルも綺麗。

最近、急にバラの香りが好きになってきました(ストレスに効くらしい♪)



現実はいろいろきつくて夢にまで見る。

   *  *  *

まどろみの夢の中でも追いかけられるんだよね。

今日の夢は「モンスターに占拠されたデパート?の探索」でした。
相方ともはぐれ、通路内で狙撃されそうになるのをきわどく避けて、
何故か従業員用シャワールームの中で、
ライバル(もちろん女性)と背中合わせにシャワーを浴びながら情報交換、
誰かが地階に連れ去られるのを横目で見ながら、売り場を駆け抜け、
 
 
 
...そして目が覚める。何か変な本でも読んだかなぁ。


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