祝・一周年。
2001年10月3日微かに陽のぬくもりを残す風に、ふわり、金木犀の香り。
決して人の手では作り出せない、それは柔らかな「時」。
無機質な街の雑踏の中、穏やかに流れる季節の軌跡を映し出す。
芳香剤なんて嘘っぱち。
この甘く寂しげな香りを模せる技術など存在しないから...
今日だけは香水をつけずに。秋を身にまとい、秋と共に歩く。
* * *
↑の文章、自分で書いておきながら恥ずかしすぎて読み返せないです。
さて、本日のタイトルについて。別にこのDiaryを始めて一周年という訳ではなく(今のIDに変わってもうすぐ5ヶ月)、ましてや「二人の記念日♪」的な色気のある話でもありません。期待した人申し訳ない(笑)。
すみません。今日だけはこの場を借りて自慢させて下さい。
=祝・ポケットピカチュウ一周年♪=
お腹をつねった時のゼイ肉の厚み(泣)と、かつてない未体験ゾーンに突入したジーンズのサイズに危機感を抱いて一念発起。一年前の今日、一日一万歩を目標に歩き始めたのでした。もちろん、数値的かつ具体的目標がないと続かない自分の性格は嫌というほど分かっているので万歩計は欠かせません。ポケットピカチュウにしたのは単なる趣味ですが。
そして365日で382万3097歩なり。(^-^)v 乗り物で揺れたり、わざと振ってぴかちうと遊んだり(笑)したために多少の誤差はあるでしょうが、ま、細かいことは考えない考えない。う〜ん達成感。「継続」が数字になって記録されているのは気持ちいいものです。
ただね。これまでに買ってはすぐに落としたorなくした数々の万歩計のことを考えると...実は一年もの間、同じ万歩計が手元に残っているという事実の方が凄いかもしれないと考えてみたり。これは自慢にもなりませんな。
ちなみに今までに紛失した万歩計:ポケットピカチュウ×2、てくてくエンジェル、電車でGo!、あと他にも何かあったような...よくもまぁこれだけお金を無駄に費やしてきたものです。むしろ液晶とプラスチック資源の無駄遣い。
頭の回転低下中。(いつもだろう、というツッコミは却下しません:泣)
2001年10月2日今日も一日中布団の中。
風邪といっても鼻づまり+少々だるいだけなので、先週末の日記か最近気になる時事ネタでも書こうかと思っていたのですが...ただでさえCPU低めの頭が通常以上に働いてくれない。サイト巡りをしたり他の文章を読むのは大丈夫なのですが、アウトプットに至るまでの集中力が持たないのです。う〜む鼻づまり恐るべし。花粉症の方の苦労を身をもって実感しています(私は花粉症は経験なし)。
だもんで、断片的に書いている文章を仕上げるのは後回し。
とりあえず今日は、狂牛病やES細胞関連の記事をまとめ読みしていた時に見つけた爆笑ネタでお茶を濁しておきます。これ、いつか絶対やるだろ〜な〜とは思っていましたが。
『狂牛病怖くない、国会議員が「牛肉を食べる会」』(リンク)
Mainichi INTERACTIVE(リンク)やYomiuri On-Line(リンク)にも同様の記事がありますが、こういった話題の取り上げ方はやはりasahi.comが一番面白いですね。
というか...一応、食品安全性問題の研究をしている(していた?)一院生として、議員の皆様の頭に花が咲きそなお気楽さに腹立ちさえ覚えます。根拠のないアピールより正確な情報公開の方がずっと役に立つのですよ? 何が安全で何が安全でないのか、消費者の間で情報が錯綜し不安が広がっている今の状況くらいは分かっていると思うのですが。よほど消費者をバカにしているのか、単なる票集めの行動か、はたまた胸を張って公開できるだけの情報を持ち合わせていないのか...(多分、全部だろう)
とはいいつつ、私も狂牛病について詳しいことはほとんど知りません。今の私に出来るのは各メディアから得た情報をまとめるだけ。こんな受け身的な自分を何とかしたくて、手始めに小野寺 節・佐伯 圭一著『脳とプリオン―狂牛病の分子生物学―』(朝倉書店)を読んでみることにしました。でもこの本、かな〜り難しそうやん...早くも弱気。ダメじゃん自分。
ついでにもう一つ、個人的には非常に興味深い記事を。→リンク
遺伝子日和。
2001年9月27日結局、学会の人手は足りたようで...今日は一日中バイト先で待機でした。
せっかく全身スーツ姿で出陣したのに。ちょっぴり残念。むぅ。
* * *
で、ほんの少しですが時間が空いたので予定変更。かねてから一度行ってみたいと思っていた『京都大学総合博物館』(リンク)に足を運ぶことに。
ここは今年の6月に開館したそうで、建物も資料も非常にキレイ。展示内容も、範囲が「京大で行われている研究」に限られるという縛りはあるものの、レベルはそこらのヘナチョコ博物館の比ではないと思います。常設展示は時間の都合で「自然史系展示」の一部を駆け足で見て回るしかできませんでしたが、霊長類学関連や熱帯雨林研究の展示がなかなか面白そう。このへんをじっくり楽しむのは次回以降のお楽しみということで。
さて、今日のお目当ては企画展の「京都大学の遺伝子研究」。
遺伝子研究といえば、ごく最近で脚光を浴びているのはヒトゲノム計画や遺伝子組み換え技術、ES細胞あたりでしょうか。このようなミクロレベルが遺伝子研究の中心となっているのは否めませんが、何もそれだけが全てではない訳で。この展示では遺伝子研究の多様性自体に着目し、さまざまな学部・研究科・研究所から幅広く遺伝子関連研究を集め、紹介されていました。
メモは取っていないので、私の記憶のみでほんの一例を挙げると...畜産技術の向上(農学部)、薬品開発の効率化(薬学部)、遺伝子発現の仕組み(理学部)、脳組織の形成(生命科学研究科)、生物系統樹の作成(人間・環境学研究科)、放射線による遺伝子変異(医学部、ウイルス研)、遺伝子データの解析技術(工学部)、そして遺伝子研究の倫理問題(文学部)などなどなど。
いやはや、実に広範囲にわたっています。ここには出ていない経済学部や法学部なども、たまたま京大で研究が行われていないだけで実はちゃんと遺伝子と関連性を持っているでしょうし。遺伝子研究はいかに社会や学問と密着し、注目されている分野であるかを改めて実感した次第です。
しかし、こんなのを見せられたら...ますます生物系に移る決心が(笑)。
この企画展は9月30日(日)まで。土・日も開館しているので、週末は暇だこんにゃろ〜という京都近辺の方、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。もちろん京大生以外でも問題なし、常設展示には「文化史系展示」もあるので文系でも安心。観覧料(高くはない)や交通案内、開館時間はサイトの来館案内を参照して下さいませ。
* * *
週末は不在のため、次回更新は週明けになる予定です。御了承下さい〜。
明日は早いのにつぶやき。
2001年9月26日今日も今日とてバイト。三連休も毎日バイト。休みってどこ?
明日は某学会の本番。この日のために、私一人で演題5つ(!)のポスター発表準備に追われてきたのです...わたしゃしがないバイトなのに。でも今日で終わり。
で、他学部生の私は(今のところ)この学会自体とは関係がないはずなのですが、人数不足のために拉致られて手伝いに連れて行かれるかもしれません。したがって明日の午後は、某学会の某会場の片隅にて、右も左も分からずにぼへ〜と突っ立っている私を発見出来ると予想されます。超レアな私のスーツ姿を見てみたい方はどうぞ探して下さいませ(笑)。
* * *
近鉄が12年ぶりのリーグ優勝ですか。しかも代打逆転サヨナラ満塁本塁打...おいしい、おいしすぎる。他にオプションをつけるとしても「二死」か「ランニング」くらいしかないやん(笑)。そういえば昔、主人公(高校球児)の一人が「9回裏二死代打逆転サヨナラ満塁ランニング本塁打」を狙う漫画があったなぁ、と思い出してみたり。ちなみに15年以上前の作品ですが、御存知の方はいらっしゃるのでしょうか?
私は野球にはあまり興味はないものの、一応幼少時より王監督のファンを続けているので、正直言って少しばかり悔しいかも...ですが、関西人的には京都駅前のプラッツ近鉄で優勝セールして頂けるなら万歳三唱。もっとも週末は時間が取れそうにないので、セール参戦できないのが悲しすぎます。
つーことで梨田監督、ぜひ日本シリーズで優勝して下さい。今度こそスケジュールを空けてお待ちしております。つか、ヤクルトが勝っても巨人が勝っても京都でセールしてくれる店は多分ないんで。あなたには京都府民&滋賀県人がついている。
* * *
最後に数日前の話。今度はmy母が美容院に行くというので、先日(9月17日の日記参照)のささやかなお礼に、と美容院カードに「築地銀だこ」のポイントカードをおまけにつけて差し上げる。丁重にお断りされてしまいました...
人の好意(どこが)を踏みにじらなくてもいいのにぃ、とわたしはとてもかなしくおもったしだいです。くすん。(T_T)
*秋のお気に入り香水:ロリータレンピカ・オーレジュール*
正式名称はLolita Lempicka Eau Legere Pailletee。自分から自分への誕生日プレゼント(笑)に買ったのですが...これは運命の出会いかもしれません。私がこれほど夢中になれる香りはあまりないかも。
普通のロリータレンピカよりは甘さが薄めに感じられますが、特徴のあるリコリスのスパイシーな香りはそのまま。焼き菓子のようでひたすら美味しそう。ラメも入って綺麗です。香水特有のツンとした所が全く感じられない、非常に暖かな香り。秋にぴったりなのでスパイス好きな方はぜひ一度お試しを。
そういえば...先日、フレグランス・ポイント(リンク)で先行販売していたレクトヴァーソ(rectoverso)を衝動買いしました(笑)。しかも購入したのが当店限定販売!の文字が踊るmystery secret。だって「パンを焼く香り」やもん、気になるやん...って思いっきり宣伝文句に乗せられていますな。こちらは今日届いたばかりなので、感想はまた日を改めて。
やっと、やっと。
2001年9月22日本日は待ちに待った女のコとのでぇとだったのです。
しかも相手方は3人だったのです。
普段が極めて女っ気のない修行僧の如き生活なだけに、両手に花どころか三方を女性に囲まれる状況なんてまさに夢のよう。嬉しいったらありませんよげへげへげへげへ。(注:私は決してネカマではございません。また、そういった趣味も持ち合わせておりませんので念のため(笑))
* * *
ということで、今日はDiary Noteや宙でお世話になっているぷにぷに肉球さんと3時のお茶を頂くことに。ぷにぷに肉球さんの娘さん二人も一緒です。
待ち合わせは京都らしく四条河原町の阪急百貨店前。朝も早よから張り切ってバイトを超特急で終わらせた後、いそいそと待ち合わせ場所に向かう私。私はいつものように花柄にショートカット、ぷにぷに肉球さん側の目印は「娘さんの真っ赤なヤンキース帽」。これなら土曜午後の人混みの中、初対面同士でも間違えようがありません(実際、一瞬で見つかったし)。で、御挨拶。
実際にお会いしたぷにぷに肉球さんは...年齢不詳でした。とにかくお若い。私も自分の童顔レベルにはそれなりに自信があるのですが(ただし肌年齢は老化ぎみ)、完璧に負けてます。これじゃいかん童顔にさらに磨きをかけないと。
...どうやって?(^-^;
それはともかく。本日のお目当ては生クリーム&フルーツ系のケーキということで、三条高瀬川沿いの「キルフェボン京都」を予定していたのですが...よく考えてみると、あの店は休日激混みな上に順番待ちが多すぎて落ち着かない。第一、四条河原町からは10分程歩かないといけないし。よって、今回は藤井大丸内の「ハーブズ」に御案内することに決定。
ハーブズのケーキはとにかくでかい!の一言に尽きます。ケーキの半径は約12cm、高さは6,7cmはあるでしょうか...初めて見るとその雄姿に圧倒されます。でも甘さ控えめにしない姿勢が素晴らしい。やっぱケーキは甘くなきゃケーキとは言えんのです(断言)。紅茶も美味しいので私の好きな店の一つ。
その代わり「甘党以外お断り」なのも間違いないので、果たして大丈夫かと内心不安だったのですが...杞憂に終わりました。だってケーキを選ぶ目は全員真剣そのもの、運ばれてきたケーキを見る4人の目の輝きといったら(笑)。
そしてケーキを楽しみつつ優雅に会話。ぷにぷに肉球さんの飼い猫の写真はそりゃもうべりぃぷりちーでした。ちょこんと座るトラ猫の写真なんて猫好きにはたまりませんって。
そしてもう一つ分かったのは、上の娘さんと私とはやたら趣味が合うということ。普段はボーイッシュな服装、国語は得意だけど英語は以下略、週刊少年ジャ○プは欠かさず購読、Macとゲームをこよなく愛する...何だか昔の私を見ているようでした。これで鉄道好きなら完璧なのですが(笑)。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、次の予定もあるのでケーキ屋さんの前でお別れ。本当にありがとうございました。>ぷにぷに肉球さん
それにしても...私がえらく人見知りが激しいがために、娘さん達とはろくにお話できなかったのが悔やまれます。怖い人だと思われていないといいのですが...いや確かに私は愛想のいい方ではないですが。でも不安。ぷすん。
* * *
夜、シカゴ在住の友人からメールが届く。無事だったそうで良かったぁ。
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取り急ぎ。+近況報告もどき。(あんまり更新しないのもあれなので...)
2001年9月21日このDiaryからはリンクしていませんが、かいちゅうさんの日記(リンク)に反戦署名サイトが紹介されていました。無断ですがここに転載させて頂きます。
この文章を読んで下さっている皆様、もしよろしければ協力して下さい。微力ながら私も早速署名しました。
---(以下転載)---
ところでこんなサイトがあります。
反戦のための100万人のサインを!ってことです。リンク
ここにいって、お名前を書いてください、Anonymousのチェックボックスに印をつけるとウエブ上では匿名として扱われます。これにすれば、メアドも名前もウエブ上には出ません。是非、署名を。是非、広めてください。
---(転載ここまで)---
* * *
最近のぷこ...バイト漬けでし。来週終わりまでは毎日バイト。ぐはぁ。
何故か自分の専門とは(今のところ)関係のない分野での、学会発表の準備に勤しんでおります。触ったことのないスキャナ&使ったことのないphotoshopと格闘の日々。でもまぁ、好きなMacを使いながらお給料が頂けるのですからかなり嬉しいバイトではあります。扱っている資料もばりばり生物学だし。
* * *
最近はカラシ色のカットソーが欲しいです。上に濃いグレーのカーディガンを着て、デニムのバギーパンツをはいて、渋い色合いの赤ベルトを締めて仕上げにロリータレンピカ。NICOLE CLUBで薦められたシャツでも買うかねぇ...安かったし。花柄シャツ+ベージュの綿ジャケットの組み合わせもいい感じ。
ただし問題は...この服装が年齢相応かどうか非常に謎という点ですが(どう見ても10代後半だ)。いつまで若作りスタイルに耐えられるか? どきどき。
あれから一週間。
2001年9月18日今日になって、大学関連のメーリングリストにダラス在住の元同級生からの連絡が入ってきました。ダラスはNYから遠く離れていることもあり、基地など一部を除いては普通に生活している様子で一安心。
けれども、アメリカに住む別の友人からはまだ何の音沙汰もありません。彼女から最後の連絡が届いたのは去年の冬、シカゴから。その後の移動は分からずじまい...ただ忙しくて連絡できないだけだといいのですが。
* * *
さて、今までのDiaryを読んでいる方にはお分かりかと思いますが...私は物事をまず感情的に捉えてしまう性格です。理屈抜きに自分が感じたことを大切にしようとする。それから理論や理屈が感情の裏付けとなって認識されていきます。これって研究者のタマゴとしては致命的ですな(汗)。
今回の場合は、一番始めに飛行機がビルに突入した場面。あの映像が私にとっての全てでした。何の罪もない一般市民の死が耐えられなかった。あれから食事ができなくなったと言っても過言ではありません...だから、事件当初のDiaryは敢えて感情のままに書き綴りました。
けれども、こんな性格であるがために、一時の感情に流されるべきでないことも痛いほど良く分かっています。感情論が許されるのは事件後の一時だけ。あとは自分で情報を仕入れつつ、どれが自分にとって一番重要なのか、自分の判断基準となり得るのかを冷静に判断していかなくてはいけないのです。
そう、どうにもならない感情と冷静な判断は両立させなければいけない。
事件発生から一週間。普段は全く観ないテレビにかじりつき(最初の2日だけだけど)、あらゆるニュースサイトを見て回り、大見出しが踊る新聞を隅から隅まで読みまくり、恐らくは世界中で何千万人と同じ行動をそっくりそのままなぞる毎日。あまりに膨大な情報と思想と感情と政治に翻弄される日々。
そして分かったのは...人間は「人間」という言葉では一括りにできない程に多様であること。そして事件を整理し論じようにも、私の不十分な知識では専門家の言葉の受け売りに終始してしまうだろうということ。何を書いても希薄な内容に終わってしまう。この時ほど自分の不勉強さと無力さを感じたことはありません。
ただ、感情を大切にする一個人として、現在の状況はあまりに納得できないものとなりつつあります。刻一刻と大きくなっていく「人々の感情が権力や一部の企業によって操作され、利用されているのではないだろうか」という疑念...現実だとすると許せない。
私の友人が掲示板に書いてくれた言葉。(無断引用申し訳ない>某H氏)
『(前略)人間は、インテリジェンスを同族を加害することに躊躇なく投下する動物である。それに一部の人間の利益が絡む・・・いや、その一部の人間の利益の為に、宗教や思想、主義が利用される。』
まさにその通り。米国政府は報復を正義とした演説を繰り広げ、メディアはこぞって襲撃されたビルの映像を流し、犠牲となった消防士や警官を賛美する。これを見てイスラム教徒に対し感情的な怒りを覚える人々は多いことでしょう。ムスリムの全てが米国に対して敵意を抱いている訳ではないのに。大多数の人々は敬虔な一信者であり、罪なき一般市民だというのに。
実際、先のダラス在住の友人からのメールによると、「国旗が飛ぶように売れ、ラジオやテレビからは国歌が流れ、まさに軍国主義まっただ中という感じ」なのだそうです。そしてやはりアラブ系の人々が無意味に迫害される事件も起こっているのだとか。
もちろん「報復はさらなる悲劇を生み出すだけ」だとして反戦を唱える市民も大勢います。でも、何故かその人達の声は届かない。米国政府は結局、自分達に都合の良い感情的な怒りを「支持」とみなし、自らの威信を示すためだけに報復戦争を仕掛けているようにしか思えません。そしてその裏では...おそらく、戦争で利益を得る人々や企業が動いているのでしょうね。
大前提として、テロは非難されるべき卑劣な行為です。実行するに至る理由が何であれ絶対に許すことは出来ません。
けれども、確固とした証拠もないのに武力行使に乗り出そうとする米国政府、そしてそれを無条件で支援しようとする日本政府の行動には大きな疑問を感じます。そこには高度な政治的判断とやらが存在するのかもしれない。でも、私には感情や威信や一部の利益が渦巻いているだけとしか思えない。そんな戦争から何が生み出されるのか? 結局、テロが起こるに至った根本的な原因は何一つ解決されないのではないだろうか?
私が感情的な人間だからこそ、感情的な行動の無意味さが良く分かる。
武力行使に踏み切る前に、米国にはもう一度、感情論を捨てて原点を認識してもらいたいものです。テロを防止するためには、報復ではなく冷静な問題探求が必要であること。そして...攻撃からは不必要な被害と憎しみ以外のなにものも生み出されないということを。
あああ、慣れない文章を書くのは疲れる...うまくまとまらないし。
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お詫び。+涙の美容院計画。
2001年9月17日最近、体調を崩していたためDiaryの更新が滞っていました。すみません。
空白部分は気が向いたら更新します。(ぉぃ
ここんとこ殆ど食べられなかったので、体重は減っているのに体脂肪率が微妙に上昇中...う〜ん、ビタミン類のサプリメントではダメだったか(←当たり前だ)。やっぱりタンパク質を食べなきゃいけませんな。つか、何でもいいから美味しいものが食べたひ。
* * *
さて。時は戻って、まさにアメリカ同時テロ事件が起こった夜のこと。
世界中の歴史が轟音を立てて動き始めても、幸い、私はまだ目の前の日常生活を営むことができる環境下にあります。さしあたっては2ヶ月近く伸びっぱなしの髪を何とかしたい。普段からショートカットなので、少し伸びただけでもうっとうしいことこの上ないのです。
そこで、寝る寸前のmy母に「朝、出る前に美容院のカードを置いといて」と頼んでおく。うちでは同じ美容院のカードを母と二人で共有しています。その方が早くポイントが溜まるしね(←関西人)。
そして家族が寝静まった中、夜更かしの私は消音モードで(速報字幕があるので全く問題なし)テレビの深夜特番に見入ったり、ネットで情報収集したり。回線スピードは異常に遅くても、とにもかくにも定額接続を可能にしてくれたAir H"の有り難さをこれほど感じた時はありません。以前のPHS接続ならこの日だけで数千円単位の出費は覚悟しないといけなかったかも。で、いつも通り夜明けと共に力尽きて布団に潜る。
そして次の日は昼頃起床。母親はとっくの昔に出勤済みです。今頃は会社でテレビ特番を見つつ、事件について同僚と心配そうに話しているんだろうな...などと考えながら、朝昼兼用ゴハンを食べたら髪を切りに行くかとテーブルの上を確かめる私。するとそこには。
薬局のカードと、たい焼き屋のスタンプカード。
...あの、母上様。薬も激しく謎ですが...何故にたい焼き?
...何か私に恨みでもあるんですか?(涙)
カードがなければ(ポイントの件は置いといても)美容院のカルテを出してもらえません。よって自動的にこの日の予定は延期。その後も体調を崩したりバイトが重なったりで時間が取れず、今日になってやっとこさ髪を切りに行くことが出来たのでした。はぁ、さっぱりさっぱり。
<追記>あの日の夜、帰ってきた母親に文句を言うと...全くもって天然に、美容院カードと薬局カードを間違えたということです。ちなみにたい焼きカードはおまけで出しておいてくれたそうで。だからなんでや。
「事実」と「感情」と。
2001年9月16日全ての感情は、一通のメールのたった一行に。
今日も某大学で事務バイト。最近の私の主な仕事は、雇い主の先生が某記念誌に投稿する原稿の打ち込みでした。その仕事も数日前に終わり、原稿も全て編集者に送って一息ついていた今日この頃。さて新しい仕事を始めるか、と雇い主さん宛のメールをチェックしてみると、編集者からの連絡が。
私の雇い主の先生は、編集者に送った先の原稿の中で、ずっと昔に行われたある先駆的研究を紹介する際に、この研究に携わった中心的な研究者として6人の名前を挙げていました。ところが、編集者経由で原稿に目を通した方(実はこの6人のうちの一人:仮にA先生とします)から、そのうち2人の名前は『掲載する必要はないように思われます』という伝言が届いたとのこと。
この原稿は確かに昔の文献を調べた上で書かれたはずなのに、何故このような伝言がわざわざ? と私は不思議に思ったのですが……雇い主の先生に50年以上前の論文の実物を見せて頂き、その理由がやっと分かりました。
この研究は、実は軍事目的だったというのです。
研究内容の詳細はここには書けません。ただ、件の2名は論文の共同研究者という形になってはいますが、その実態は軍の関係者。そして若手の研究者にしてリベラリストだったA先生は、論文のために自ら被験者となり、まさに人体実験としか表現できない程の危険に身をさらしたということです。
恐らくは軍の命令だったのでしょう。50年以上経った今も、当時の様子は古ぼけた論文の文面にはっきりと見てとることが出来ました。安全な場所で指示を出す軍人と、現場で危険と直面しつつ結果を出そうとする研究者と。
学問への情熱を胸に研究者の道を目指したはずなのに。意に反して、文字通り自らの身体と信念を犠牲にしながら、軍事研究に関係せざるを得なかった若きA先生の無念はどれほどのものだったのでしょうか。
そして今は長老と呼ばれる地位につかれたA先生は、実に平和的となったこの分野の研究をどのような思いで眺めていらっしゃるのでしょうか……
雇い主の先生は、何も言わずに原稿から2人の名前を消しました。
戦時中、このような出来事は日常茶飯事だったことでしょう。当時の研究者がどのような状況におかれていたか、その事実だけなら現在においても文献でいくらでも調べることが可能です。──そう、表面的な事実だけならば。
論文の奥に秘められた「人の感情」を、初めて自分の心で感じた日。
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我ながら感情的に過ぎるかな。
2001年9月11日テレビに映ったパレスチナの人達。
何故、一般市民の死を喜べるのですか?
* * *
どのような思想・主義であれ、宗教であれ、科学であれ、政治であれ、
人間の命の重みを軽視し、一方的に奪うことは許されないと考えます。
ましてや、一般市民を無差別に殺戮するとは。
人を死に追いやる思想など私は認めない。
ハイジャックされた飛行機の乗客・乗員の方々、
貿易センタービルや国防総省で、不幸にも被害に遭われた方々、
そして...そんな思想に殉じて自ら命を絶ったテロリスト達。
全ての魂に平安を。ご冥福をお祈りします。
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Today is my ...
2001年9月7日Macの起動画面に、一年に一日しか現れないメッセージで始まる日。
Diaryを書き上げて寝たのが午前6時、起きたのが10時。大学に行く前に髪を切ろうかと思ったけど、外は大雨。あっさり諦める。軽く朝食を済ませた後、家事を片づけたり、書評誌用の原稿を手直ししたり。
午後1時頃、大雨の中を大学へ。バスに乗り遅れた上、普段なら1時間20分程度で着くはずが2時間近くかかってしまう。だるい。とりあえずゼミ室で昼食代わりのコンビニおにぎりをかじっていると、別の研究室の助手に「お、久しぶり」と声を掛けられる。そりゃ私は大学に滅多に現れないし、この人と会うのは2ヶ月ぶりだし。ということでもごもごと会釈。
午後3時、ゼミ開始。眠い。寝る。起きる。また寝る。
午後6時過ぎ、ゼミ終了。その後すぐ、大学の近くのマクド(断じてマックではない)で書評誌サークルの会議。Mac持参で駆けつける。次号の相談を聞くふりをしながら、締め切り間際の原稿を打ち込み。他の人が難しげな専門書や文芸書対象の書評を出す中、今回の私はネタに走ったおちゃらけ文章。それをまた短時間で書けてしまう自分が悲しい。これで大学院生と言えるのか。
午後8時、会議終了。今日ばかりは自宅にまっすぐ帰る。
午後9時半帰宅。すぐ夕食。今日の献立はお赤飯と鯛、そして以前に富山で買ってきた日本酒。このメニューは家族の誰かが誕生日の時の定番。乾杯。
そしてアンリ・シャルパンティエのケーキ。ありがとう。
その後自室へ。結局、例のロリータレンピカは自分で自分へのプレゼントにすることに決定(笑)。もう一つ、衝動的にベルサーチウーマンも量り売りで注文。秋用の香りになれば良いのだけど。注文メールを送信する頃、既にもう例のメッセージは出ない時間になっていることに気づく。
例えば、こんな一日。
Happy Birthday !
なんだかちょっぴり辛口風味?
2001年9月6日-----
<PHP新書>本紙記事を無断引用 東京医科歯科大教授が謝罪
「笑うカイチュウ」などの著書で知られる藤田紘一郎・東京医科歯科大教授(寄生虫学)の著書「謎の感染症が人類を襲う」(PHP新書)の記述の一部が、毎日新聞の連載記事「にっぽん一千年紀の物語」を無断引用していたことが31日、分かった。PHP研究所(東京本部・東京都千代田区)は、同書を回収することを決めた。
同書の第4章「消えた疾病・残った疫病」の天然痘(とう)について書かれた約4ページにわたる内容が、新聞連載の第11回「痘瘡(とうそう)という風土病」(東京本社版は昨年の4月3日掲載)を無断引用したものだった。
藤田教授は「新聞連載を読んで、ラジオ番組で話すためのメモを作りました。それをそのまま使ってしまいました。私の落ち度で謝罪します」と話している。
PHP研究所は「許されることではなく、申し訳ありません。出典を明記した改訂版を出すことに決めました」としている。
「にっぽん一千年紀の物語」は昨年1月から12月まで毎日新聞に連載され、今年3月に毎日新聞社から刊行された。(毎日新聞)[9月1日6時3分更新]
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【以上、Yahoo!ニュース(リンク)より転載】
* * *
こんな事件があったのですね...私は昨日まで知りませんでした。
でも、記事中の「同書を回収することを決めた」の部分、本当なのかどうか疑わしい所です。何故なら5日の時点で、京都では少なくとも3軒の本屋で何事もなかったように平積みされていたのを確認済み。そしてそのうちの一軒、某大学生協の書籍部でネタ用にこの本を買ってしまった学生がここに一人(笑)。
正直言って私、この著者の寄生虫話や日本人は潔癖性すぎる!的主張はもうお腹いっぱいです。最近立て続けに出版されている本はどれも似たような内容しか書いていないし、目新しい知見など何もない(と私には思える)。そもそも、マスコミに露出したがる研究者は個人的にあまり好きじゃないし。最初に出版された数冊を読めば十分やろ...と決めつけて、この本の購入は見送っていたのです。まぁでもそれ以前に私はネタ好きな関西人なので。えへ。
で、肝心の問題箇所をざっと斜め読みしてみたのですが...いったいどこが無断引用なのか全く分からん。当たり前か。ただ、意図せずして(本当に意図しなかったのかどうかは不明ですが)無断引用してしまう仕組みはなんとなく分かります。私も一応、論文なるものを書いたことがあるので(既に過去形)。
資料をひたすら集めて、参考になる部分をメモしたりパソコンに打ち込んだり。前後に文章をくっつけたり、書き直したり、ひたすら推敲を繰り返したり...としているうちに、どこからどこまでが自分の文章なのか、自分独自の意見なのかアヤフヤになってしまうことがあります。これはなかなか怖い。
でも、ここでしっかり線引きできなければ学者とは言えないのですよ。そもそも論文とは「今までに何が判明しているのかを明確にした上で、自分のオリジナリティを主張する」ためのもの。これは論文に限らず、どんな著作でも同様のことが言えると思います。本当に当たり前のことですけどね。
最後に暫定的書評。やっぱこの人の不安を煽るような文体は好きになれん。
(ってこれじゃ評価というより好き嫌いですね(汗)。もう少しきちんと読んでから、また改めて書ければ書きます)
* * *
そういえば...今日はあの人の一周忌。
それほど親しくはなれなかったけど、何故だか惹かれるものがあった人。
今でも、街で姿形が似た人を見るとつい振り返ってしまう。
あの人の存在は一生忘れない。
再び宣伝活動(笑)。
2001年9月5日8月21日分の「啓旅社」に続き、またもこのDiaryが知り合いのサイトからリンクされる羽目に。う〜ん、どちらもコンテンツの情報量が半端ではないだけに、単体の日記がリンクされるのは恐れ多いものがあります。
ごめん、なるべく早くサイトを完成させたいとは思うのですが、せっかくのAir H"は遅すぎて使い物にならないし、新しく契約しようとしたプロバイダには手続き完了までに二週間かかる(クレジットカードを持たない人間に対して日本社会は冷たいのう...)と言われてしまって。その、あの。(ごにょごにょ)
ということで、暫定的にこちらも相互リンク。『つぶやき。』(リンク)
私と同じMac愛好者にして(トップページを見りゃ分かる)、学部生時代からの同志、しけちゃんのサイトです。キーワードは「文化人類学」「特捜最前線」「プロ野球(特に岡崎と駒田)」。このどれかに反応した方、どうぞ行ってみて下さいませ。それにしてもこの文章力、やっぱ凄いよ。
秋を感じる時。
2001年9月4日五山の送り火の、最後の残り火が消えた時。
昼間でも扇風機なしで快適に過ごせた時、
四条通りから見る夕暮れの空が、いつもにも増して寂しげだった時、
突き抜ける青空に赤トンボが一匹、
御所を渡る風に、ふと乾いた香りを感じた時。
コンビニに肉まんが並び始めた時...つか、まだ早すぎるって(笑)。
* * *
今夜のお味噌汁はちゃんと味噌汁色をしていました。万歳。
*今日の香水:オーデ・ショーメ*
「紅茶の香り」この一言に尽きます。系統としてはトミーガールやブルガリプールオムに似ているように感じましたが、前者ほどツンと鋭くなく、後者よりは幾分甘め。ただ私がつけた場合は、アールグレイ(ベルガモット)というよりはジャスミンが前面に出てくるような気がします。なんにせよ爽やかでつけやすい香り〜♪
そういえば、2日のDiaryに書いたロリータレンピカ。既にライトver.のトワレ(オーレジュール)が出ていたのですね。か、かなり欲しいかも...誰か誕生日プレゼントに買ってくれないかしらん(笑)。
涙の食卓日記。
2001年9月2日Macの調子があまりに不安定なため、OS再インストールを決意。
もともとOS9.1を使っていたのですが、CPUアップグレード済みとはいえ、5年以上前の機種にはさすがに負担がかかりすぎるようです(ちなみに愛用機はPowerBook 2400)。とにかく遅すぎる。普段の自分のトロさを棚に上げて怒ってみても早くなる訳じゃなし。仕方ない、バージョンダウンか。
思い立ったが吉日ということで、何故か深夜の丑三つ時より作業開始。外付けHDD内のデータを圧縮して容量を無理矢理確保して(心配性なので、使いもしない数年前のバックアップまで後生大事に残していたりする)、空いたところに内蔵HDDのデータを突っ込む、と。Norton先生でデータ破損していないか確認した後、さくっと初期化。う〜ん、からっぽのHDDは何度見ても気持ちいいものです。「あなたの色に染まります(はぁと)」みたいな感じで。
早朝7時頃、OSを再インストールした時点で力つきて寝る。
昼頃起床。バックアップしておいた初期設定その他を戻していく。とりあえずOS9.1→9.0に落としただけですが(本当は8.XにしたいけどiToolsを使っているので断念)、メモリ使用量も少なくなったし動作も快適。何よりオプションで自分の誕生日を設定できるようになったのが嬉しかったり(笑)。これでまた、Macに「Happy Birthday!」と言ってもらえるでしょうか。
* * *
いきなりですが私の母は料理が上手いです。特に和食系統はめちゃくちゃ美味しいし、出来合いのお総菜や冷凍食品が食卓に並ぶこともほとんどない。毎日毎日、手作りの「家庭の味」を食べさせて頂いています。いや、本当に感謝していますよ。おかげで娘はカレー以外の料理が全く作れないダメ人間に育っちまいましたが(汗)。
しかし、弘法も筆のなんとやらというか、猿も木から落っこちるというか。創意工夫が過ぎて、時々とんでもない料理が出来上がってくることがあります。例えば、最近ではカレー味の大根の煮物(干しぶどう入り)。これは絶対違うだろう...と思いつつ、せっかく作ってもらったのだから文句言わずに感謝して食べます。食べますけどね。
さて、今日も晩御飯ができたという声。いそいそと食卓へGo。今夜の献立はちらし寿司と、そして...
...は、母上様。なんですか、この灰色のどろどろした謎の物体Xは!(泣)
味噌汁の器に入ったこの物体、一瞬イカスミ? とも思いましたがどうも違う。ところどころにワカメや豆腐らしき存在が視認されるので、味噌汁の類であることは間違いないのですが...この粘度といい不吉な泥色といい散見される黒い粒々といい、どう見ても水たまりの底に溜まったヘドロとしか思えません(お食事中の方、失礼)。いったい何をやらかしたのだmy母。
「これね、黒ゴマ豆腐をいれてみたら...」
なるほど皆まで言わなくていいです。思いっきり溶け崩れたのですね...
物体X(実は黒ゴマ豆腐の味噌汁)、口に運ぶまでにはかな〜り躊躇しましたが、味は悪くなかったです。むしろコクがあってなかなか旨い。でもね〜、料理はやっぱり見た目も大切なファクターだと思うのですよ。うんうん。だから最後まで食べるのを嫌がって、結局、私の夜食用のインスタント味噌汁で済ませたmy父を責めることは誰にもできないかと(笑)。
ということで教訓。味噌汁には普通の木綿豆腐か絹ごし豆腐をどうぞ。
*昨日のお試し香水:ロリータレンピカ*
かなり有名なので使ったことのある方も多いかと。
アグレールさん(リンク)の説明によると「バニラ、スミレ、アニスなどの甘さを抑えたアーモンド系」らしいのですが、私にはバニラの甘さとシナモンやグローブに似たスパイシーな部分が強く感じられました。甘ったるいだけの香りは苦手な私ですがこれはハマるかも。秋〜冬向き。
秋のはじまりに。
2001年9月1日夢を見た。
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研究室の人々とどこかの旅館に宿泊中。
どうやら学会かゼミ合宿らしい。
明日、研究室の有志(というか全員)で自主ゼミをするらしいが、
私はそんな話は聞いていないし出席する気もない。
「勉強すればするほど、○○さん(研究室の有能な先輩)の
考え方や言っていることが分かるんですよ〜」と無邪気に後輩が言う。
ごめん、私にはどう頑張ってもゼミの内容が理解できないの。
勉強してないから?
いたたまれなくて宿舎を飛び出す。
草原のような場所を彷徨っていると、登山服姿のご夫婦と出会う。
その横には、何故か細い坂道が陽炎のように空に向かって伸びている。
これからこの坂を登っていくのだとか。
砂利だらけの坂道を見上げると、あまりに急勾配で頭がくらくらする。
ずっと先を登る人が豆粒のよう。登れるのが不思議なくらいの勾配なのに。
太陽が眩しくて、どこまで続くのかも見えない。
ああ、私も登らないといけないのに。
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これから先は覚えていない。私はこの後どうしたんだろう?
いや、違う。
私はこの後「どうする」んだろう。
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バイト先から書いています+家で続きを書いてみる。(9/1第二版)
2001年8月30日朝からちょっとバイトに顔を出した後、例によってUと待ち合わせて大阪の美術展を見に行くことに。
しかしどうでもいいけど...最近はUといい、スローガン男さんといい、某ウサギさん&お父さん(謎)といい、某p氏(本人の希望により名を伏す)といい、男性とでぇとしてばっかですな。たまには女性同士でお茶したり買い物したりしてみたいものです。かなり切実。
...そだ、どっかの出会い系サイトに「でぇとしてくれる女友達募集中(はぁと)」とでも書き込みしてみようかしらん。しないけど。
それはともかく。美術展自体はたいしたことはなかったのですが、特筆すべきはディアモール大阪「カフェ・アスタリスク」の『フォーランチ』でしょう。フォー(ベトナムのうどん)とふわふわ卵焼き+ダシあんかけが乗っかったご飯の組み合わせ、栄養バランス的には炭水化物過多・野菜不足と診断されること間違いないのですが、ほんのり唐辛子の効いたダシがとにかく美味しい。関西人にはたまりません。日本人向けに味を調えてあるのもランチとして合格だと思います(少なくとも昼間から完璧アジア料理はちと辛い...)。水曜日定休、ランチタイムは14時半まで、800円。
それから茶屋町チルコポルト(要するにゲーセン)で本日稼働開始♪のギターフリークス6thをやったり、梅田ロフトで買い物したり、またチルコに戻ってギタフったり。GF6th最初の選曲はもちろん銀河鉄道999(ADV/G)。なんてったって日本の歌謡曲を異常に知らないこの私が大好きな曲。私だって知っている曲くらいあるのです(えへん)。その後、Uに「『夏色』って有名なん?」と真面目に聞いて殴られたりしましたが(爆)。
* * *
夜の京都に戻り、次はUが雑誌で見つけてきた新しいカフェに行ってみることに。西木屋町紙屋町のあたりにある「space Chocolat」はなんと6席しかない小さなお店です。座れるかどうか心配だったものの、夜の21時にケーキをつつく人がそう多い訳もなく。もっとも4席は既に埋まっていましたが。
手作り感を重視したテーブルにソファ、立派な音響設備、壁にはお洒落なポストカード...狭い空間にいかにも「今風」な内装、もはやこれが個性的と言えるのかどうかは分かりませんが、悪くはないです。それよりも私にとって重要なのはケーキのお味。フレンチ出身のパティシェが作っているだけあって、見た目は小さめでも濃厚ですっごく甘いのです。ケーキはこうでなくては。
* * *
で、なんとなく隣に座っていたカップルを観察。
男性はまぁ普通のTシャツにジーンズ姿。女性の方はピンクの薄いキャミソールにスカートにビーズのミュール。もちろんばっちり化粧。いわゆる「きれいめフェミニン」ですな。外見はどう頑張っても私より年上なのですが、会話の内容から推測するに大学1〜2回生っぽい。そんな感じ。
それを見てふと思ったこと。やっぱり女性はふわふわで柔らかくて頼りなさげな人の方がもてるのかな...なんて。
私は万人に気に入られようとは露ほども考えない人間なので、こんなこと思った自分にまずびっくり。どんな風の吹き回しだか。私は自分に似合うと信じてジーンズ姿を通しているはずなのに、どこかでフェミニンへの憧れがあるのでしょうか。着ても似合わないのはほぼ確実なのにね。
自分は自分、世間に対し迎合することを拒もうとしているのに、自分に自信が持てずに「普通」への憧れを断ち切れない...語彙が貧弱でうまく表現できませんが、私にはこんな面があります。周りの友人たちが相当個性的であったがためにこんな自分をあまり好きにはなれない。背伸びしても疲れてしまう。
自分に自信を持つにはどうすれば。なかなか難しいな...と思った次第です。
...最後はえらく私らしくない文章+内容になってしまった。(^-^;;
つれづれ。
2001年8月29日今日食べたもの。
【朝食】インスタントのコンソメスープにご飯を大さじ3杯つっこむ(爆)
【昼食】ちっちゃいパン1個、野菜スープ、コーヒー
【おやつ】一口サイズのミックスサンド4切れ、カフェオレ
【夕食】ご飯(お茶碗に半分以下)に味噌汁ぶっかけ、大根の煮物少々、
卵焼きらしきもの一かけ
【夜食】カフェオレ
う〜ん、概算で合計1400kcalあるかないか...いや、別に意識してダイエットしている訳ではないのです。なんだか最近、妙に食欲がなくて。お腹は空いているはずなのに、食べ物を見た途端に食べる気がしなくなってしまう。朝晩は涼しくなろうとしている時期に何故なんでしょう。今頃になって夏バテの症状が出てきたのか...つか、カフェイン取り過ぎですな。
ま、焦っても仕方がないのでビタミン剤を飲んで放っておく。(ぉぃ
* * *
ところでこのDiaryを読んで下さっている方々へ。昨日のミニオフ会に関しては、スローガン男さんの日記の方がよほど簡潔かつ面白いです。ぜひ読みませう。その代わりと言っちゃ何ですが、こちらではスローガン男さんが触れていらっしゃらない出来事をおまけで一つ。
それはラーメンを食べた帰り道のこと。車道から歩道に上がろうとして、アルコールなど一滴も飲んでいないのにいきなりコケかける私。それを見たスローガン男さんが一言。
「もしかして、運動神経にぶい?」
蹴り。
妙齢の乙女に向かってなんつーことを言うのですかこの人は。ぷんすか。よりによって幼少期から人が気にしていたことを...どぉせ私は走るのも遅かったし、球技はてんでダメだったし。体育の成績なんて常に2か3でしたよ〜だ。
それでもまぁ登山は得意そうだということで(つか、何故そう思われたのかも疑問...私の体型は安定感が良さそうということなのか?)、登山の話で盛り上がる。
私は登山が好きといっても、夏の富士山に2回登ったくらいの経験しかないのですが(あんなん、実は小学生でも登れる)、スローガン男さんは厳寒期の武奈ヶ岳に登ったことがあるそうな...素人なのに雪山ですか。そりゃすげぇ。さすがは「行動の人」と言うだけあります。
ふむ、そんな体力のある人に襲われなくて幸運だったかもね(笑)。
* * *
追記。本日よりAir H"の「つなぎ放題コース」がいよいよ開始されました。これでPHSに月々2万円以上のお布施生活から救われる...(嬉泣)
こぉひぃでぇと。
2001年8月28日今日は相互リンクして頂いているスローガン男さんと突発的ミニオフ会。
2年間喫茶店で修行したという、美味しいコーヒーを入れて頂くことになったのです。嫁入り前のオンナノコが男性の一人暮らし部屋へ行くなんて? と思わなくもないですが(嫁入り後でもよろしくないだろう)、ま〜そんなこた学部生時代に何度もやったから大丈夫やろ(爆)、と待ち合わせ場所のミスドへのこのこ出向くの図。
そこへやってきたのは...ヒゲに眼鏡の一見いかつい風貌、でもすごく優しげな目をした兄ちゃん。一目で気に入りました。この人はいい人だ。
まずは初めましての御挨拶をした後、ドーナツ片手に怪しげな話で盛り上がる。「双方の合意に基づく交際の過程における行為(何?)は相手が18歳未満でも許されるらしいですうんぬん」とか「○○寮は××派だけど実は△△大学は□□派の牙城で対立がどうとかこうとか」など...昼下がりのうららかな陽の下、にこやかに語る話題ではないですな。多分。
ひとしきり話を楽しんだ後、スローガン男さんの下宿に移動。途中の裏道にある「ル・シュクリエ」でケーキを購入。ここのケーキはシンプルだけどはずれがない。店の雰囲気も落ち着いていてお気に入りなのです。
で、いよいよ目的のコーヒーを入れて頂く。さすが美味しかったです。苦味と酸味が控えめなので、普段はカフェオレにしないとダメな私でもブラックのままで飲める。おかわり3杯、ん〜幸せ。フォションの紅茶も入れてもらってさらに幸せ。
コーヒー片手に、いろいろ雑談したり音楽を聴いたり。
一方は考え方が文系的で理論派、もう一方は理系で感情的と根本的なタイプは全く異なるのですが、そこから派生する考え方や目指すところが驚くほど似ていて面白い。つか、予想していた通りスローガン男さんは相当頭いい。天才型というよりは努力型の秀才かな? こういう人と話していると程良く緊張感があって楽しいのです。別分野の知識も仕入れられるしね。
さて、日も暮れたので近くのラーメン屋さんで夕食。その場で聞いておく。
「あの〜、これからなついていいですか?」
一瞬、ラーメンを待つスローガン男さんの動きが止まりました(笑)。そりゃそうでしょうね、「なつく」だもん。でもこの場合の「なつく」は私にとっての最大級の賛辞かもしれません。よほど尊敬できる相手と認めない限り、私はなつくことはしませんから...なお、副賞としてこれから会うたびに「なでなで攻撃」がついてきますが(笑)。
その後、最寄りの駅でお別れ。お疲れさまでした。>スローガン男さん
* * *
今日の続き。家に帰ると、親が「体調が悪い」と寝込んでいました...
どうしても明日までに終わらせないといけない仕事があるとかで、結局、夜を徹して持ち帰りの仕事(データ入力)のお手伝い。終わった時には既に夜が明けていましたとさ...うが〜眠いぞ。